ワインを楽しめる居酒屋風ビストロ 東京・自由が丘

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2021/12/13
「直出し ワインセラー事業部」の人気料理「岩中豚のポルケッタ」

自由が丘「直出し ワインセラー事業部」がオープンしたのは2010年のこと。10年以上たっても、ワイン好きが集まるビストロとして人気を博している。

Summary
1.おいしいワインを居酒屋スタイルで
2.好きな料理と好きなワインを、お手ごろで気軽に楽しめる
3.日本各地から届いた旬の魚料理や滋味豊富な肉料理はワインと相性抜群

「うちは気ままに楽しめる居酒屋スタイルの店。どの料理もワインに合うように作っているので、かしこまったペアリングではなく、好きなものを飲んで好きなものを食べてほしいです」と、店長兼料理番長の西川信裕さんが話してくれる。

ボトルワインは常時70~80種類ほど用意しているほか、グラスワインも種類豊富。自然派ワインもさまざまに取りそろえているので、グラスだけでもいろんな味に出合うことができる。

空間造りにも、リラックスして過ごせる工夫がいっぱい。まず、入り口で靴を脱ぐのでそれだけでも少しくつろげる。

席はワイワイとにぎやかな雰囲気ごと楽しめるテーブル席のほか、落ち着いた空間で食事ができるお座敷スタイルの個室も完備。子供連れも大歓迎だというので、家族水入らずの時間を楽しみたいなら、個室をチョイスするといいだろう。

また、靴を脱ぎたくない場合は外に設置されたテーブル席を利用するという選択肢も。こちらの席なら、ワンちゃん連れでの食事もOKだ。

「アンティパスト(前菜盛り合わせ)」(3人分)

料理は山形や岩手から直送された鮮魚や、同じく岩手直送の短角牛など、日本全国から仕入れた食材を使った「居酒屋料理」がたくさん。その中からひと品目にオーダーするなら、「アンティパスト(前菜盛り合わせ)」はいかが?

「コンビーフのリエット」「ハガツオの冷製スモーク」「ラタトゥイユ」「キャロットラペ」「イベリコ豚のサラミ」「イタリア産プロシュート」「自家製パテ」「自家製そぼろチーズ」「ヤゲン軟骨の煮物」と盛りだくさんの内容だ。

もちろん、どれもワインと相性抜群のものばかり。ハガツオはカツオに似たおいしい魚。ヤゲン軟骨は鶏胸骨の先端部分の希少部位でニンニクの風味たっぷり。キャロットラペは香辛料がきいている。単品メニューでも人気の「自家製そぼろチーズ」は、ゼラチンで固めたぷるっぷる食感で、ほろほろとしたそぼろとチーズが混然一体としたさまがユニークだ。

ワインは自然派のオレンジワイン「ボデガス・ルンルン」(スペイン)をチョイス。ドライアプリコット、かんきつ、キャンディー、カシスなどが感じられる華やかな1杯だ。