2023年2月3日発売の「日経トレンディ2023年3月号」 ▼Amazonで購入する では、「ANA & JAL 最新案内」を特集。羽田空港国際線の2つのラウンジを相次いでリニューアルしたJAL。テレワークに向く席はあるか、飲食の提供方法に変更点はあるかなど、その最新のラウンジを調査した。

※日経トレンディ2023年3月号より。詳しくは本誌参照

仕事に没頭できる半円状の囲いがある席も複数。奥には広いデスクも。一方、他エリアに深く座れるソファもあり、テレワークの選択肢は豊富
ファーストクラスラウンジには深く座れるソファがあり、アルコール類も飲み放題。ラグジュアリーな空間で快適に過ごせる

 2019年10月にサクラ、20年3月にファーストクラスと、羽田空港国際線の2つのラウンジを相次いでリニューアルしたJAL。その最新のラウンジを調査した。

 サクララウンジは長い奥行きを生かし、間取りが工夫されている。入り口から入ってすぐの場所は、食事や仕事に向くダイニングエリア。そこから奥に進むと、ゆったりくつろげる一人掛けのソファなどが増え、照明の明るさが抑えられた、落ち着いた空間となっていく。用途に応じてすみ分けられているので、隣の客の音が気になることが少なかった。奥には手前のダイニングエリアと別にアルコール類があるので、おかわりで長い距離を移動せずに済む。

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 いくつかの席でテレワークに向くかを試した。基本的に各席にコンセントやUSBポートがあるので、パソコンでの作業には困らない。窓際の席は飛行機を見ながら仕事ができるので、気分転換にもなる。奥にはパソコン作業に適したテーブルと椅子の組み合わせで、隣席との仕切りがある場所もあった。より集中したい場合はそちらも向きそう。ただ、オンライン会議などは気を遣う必要がありそうだ。

 飲食は提供方法が以前と様変わりしていた。食事は従来、中央に複数の料理が大皿で用意され、利用者がおのおの皿に盛るビュッフェ形式だったものを、スタッフが取り分ける方式に変更。セルフサービスのアルコール類はビールに加えて、日本酒やワインもディスペンサーによって提供する方式に変わった。

 SNSなどでかねて評判が高い「JAL特製オリジナルビーフカレー」はコクがあり、柔らかく煮込まれた肉もゴロゴロ入っていて食べ応え十分。また、カレーと並んで人気というパスタは、太めの麺でもちもちした食感だった。

NIKKEI STYLE

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