日経MJ

マスク生活で肌荒れに悩む

マスクを着用した生活が続くなか、布と肌の摩擦などで肌荒れに悩む人は少なくない。高木社長は「肌に刺激の少ない成分で化粧品を作れば、需要がある」と考え、メーキャップ向け商品の販売に踏み切った。昨年の発売以降、30代を中心に売れ行きは好調という。

ココバイの発祥は、整髪剤で手が荒れている米国の美容師向けに、天然成分を使ったヘアケア商品を開発したことだ。11年には日本でも発売し、美容室などプロ向けを中心に販売を拡大した。15年ごろからは、SNSの利用増に伴いインスタグラムに画像が投稿されるなど、消費者の間にもブランドの認知が広がった。

オンワードHDのグループに入った後は雑貨店にも販路を広げた。ロフトや東急ハンズにも取り扱ってもらえるなど、ココバイの商品は約900店で販売される。同社の21年度の売上高は17年度比約1.5倍だ。

20年には電子商取引(EC)も開始。売上高に占めるECの比率はすでに15%にのぼる。今年5月には中国でもECを通じて売り始めた。「自然由来でスキンケアもできるメーク商品は市場に少ない。他社と競合することなく市場のシェアを広げられる」(高木社長)として、攻勢をかける。

(平岡大輝)

ココバイは2009年設立。「product」ブランドの自然派化粧品や整髪料などが20~30代の女性に人気。17年にオンワードHDが事業の多角化を目的に買収した。シャンプーやリンスといったヘアケア商品のほか、アイシャドーやハイライトなどの化粧品までラインアップを拡大している。

[日経MJ 2022年8月26日付]


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