がんが前立腺内部にとどまっている場合は、手術で前立腺と精のうを全摘出し、膀胱と尿道をつなぐ治療が標準的。内視鏡手術支援ロボットを使う手術が主流となり、より短時間で負担が少ない手術が可能だ。放射線治療は前立腺の外から照射する外照射や、前立腺に放射線源を埋め込んで照射する内部照射がある。前立腺を覆う膜を越えて広がったがんや、他の臓器への転移がある場合は、薬物治療を施すことが多い。

前立腺がんの治療はロボット手術の発達や普及、治療薬の開発などによって選択肢が広がっている。望月院長は「自分に合った治療を納得して受けられるよう、医師とよく話し合ってほしい」と話す。

(ライター 坂井 恵)

[NIKKEI プラス1 2022年4月23日付]