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実家に置きっぱなしの荷物 帰省で片付け着手するには

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NIKKEI STYLE

もうすぐ大型連休。新型コロナウイルスの感染対策をしたうえで実家に顔を出す人もいるだろう。せっかくなら親孝行をしたい。そんなときは「置きっぱなしの荷物の片付け」を考えよう。

片付けを手伝うとき、よく耳にするのが「実家に置いている」という言葉だ。季節外の洋服や卒業アルバム、漫画本といった「今すぐは使わないけれど、捨てられないもの」を置きっぱなしにしている人が目立つ。衣替えの時期になると、親から衣類を送ってもらう人までいる。

収納サービスのサマリー(東京・渋谷)が独立した子どものいる親に聞いた結果をみると、実家に置きっぱなしにしている子どもの荷物があると答えた割合は73%に上る。その量にも驚かされる。荷物があるとの回答のうち、押し入れひとつ分以上の量となっている人が実に半数近くに達した。荷物が1部屋分以上という人もいた。

居住エリアや収入の関係から、独立した子どもの自宅が実家よりも狭いケースは確かに多い。子どもからすると、「実家には置けるスペースがあるのだから問題ない」「荷物が顔を見せるきっかけになり、親も喜ぶ」などという考えがあるかもしれない。

では親の側はどう思っているのだろう。サマリーの調査によると、親の45%、母親に絞れば60%が子どもの荷物を「邪魔だ」と感じていた。邪魔だから子どもには荷物を引き取ってほしいと思っている母親も多いが、うち3割はそう伝えることすらできていなかった。「子どもの方が狭い家に住んでいてかわいそう」といった理由が挙がる。

母親が子どもに片付けてほしいと伝えていても荷物はそのままなのが6割。実際に片付けたのは1割を下回っていた。「古くて臭いのする子どものスニーカーを捨てたら、数カ月後に勝手に触るなと叱られた」「子ども部屋を使っていたら、帰省のタイミングで文句を言われた」など、親の悩みの声は絶えない。子ども世代としても無視したままではいられないだろう。

今では掃除や洗濯、炊事など家事代行サービスが普及している。ただ片付けとなると、本人抜きではなかなか進められない。この荷物が必要か不必要かはたとえ親でも判断がつかない。子どもとの思い出が関係してくるとなればなおさらだ。子どもの側が帰省時にコツコツと進めていかない限り、実家は散らかったままになる例が多いだろう。

子どもが帰省してまずやるべきなのは自分の荷物量を把握することだ。どれほど実家にあって利用できるスペースを狭めているのか、写真を撮ってみよう。

タンスや本棚いっぱいに自分の荷物が詰まっている状態であれば、1点ずつ取り出して仕分け、空になった本棚を処分するところまでが子どもの役割だと考えたい。帰省するたびにこの本棚、この引き出し、などと、ひとつずつ片付けていけば、平均して3~5年あれば完了できる。

片付ける荷物は3つのカテゴリーに分類していこう。「実家で使うもの」と「思い出の詰まったもの」、さらにもう読まない本や着ない服といった「それ以外」だ。

パジャマや下着、歯ブラシといった実家で過ごすときに使う日用品であれば、親と相談したうえでだが、実家に置いておいてもかまわないだろう。多くても段ボール1箱に収まるくらいだと思われる。

一方、思い出の品をどれだけ実家に置かせてもらうかは悩ましい。親としっかり話し合うようにしたい。認められたとしても、親の手が届きにくい、押し入れの上部にある枕棚の隅、地下収納庫の端などにまとめておくのをお勧めしたい。子どもの荷物が親の目に付く、手の届く場所にあると、部屋全体が物置のようになってしまいがちだ。

実家で使いもせず、思い入れもないものは放置しておいてはいけない。売る、譲る、預ける、自宅に持ち帰るなど実家以外で活用か処分する方法を模索しよう。

「子ども部屋の荷物を片付けられて親の書斎ができ、趣味が増えた」「荷物が減ったのでスムーズに住み替えやリフォームに踏み切れた」。子どもが片付けを進めた結果、親の生活の質(QOL)が高まったという声も聞かれる。「帰省中くらいはゆっくりさせてよ」ではなく、親のための空間づくりに協力しよう。

◇  ◇  ◇

「実家に多い」1位は本

サマリーの調査によると、子どもが実家に置きっぱなしにしているものの1位は本、2位が洋服だった。大切に集めていた漫画全巻セットや幼少期に読んだ思い出の小説など残しておきたい気持ちは分かるが、ギッシリ詰まった本棚は掃除がしにくい。地震などに備える意味でも処分する、箱に詰めて押し入れに移すなどしておこう。

何かと置きっぱなしの洋服も帰省中に着るのは2~3着くらいの場合が多い。最低限必要な分だけ残し、親にクローゼットを明け渡すようにしたい。

(整理収納アドバイザー 米田 まりな)

[NIKKEI プラス1 2022年4月23日付]

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