日経MJ

例えば「職人は長財布を持つことが多い」(同社)として、パンツの後ろのポケットは深めの設計にした。一部の商品は軽石などでこすると、色落ちを楽しめる仕様にした。「工具など自分のお気に入りを持つ職人が作業服でもこだわりを表現できるようにした」(同社)という。

平均的な市場価格の3分の1

プロモーションでもモデルは現役の職人を起用し、SNSやユーチューブを駆使することで口コミなどで認知度を向上させている。販売先は21年12月に始めたプロ職人向け「ワークマンプロ」のほか、全国の「ワークマン」でも取り扱う。価格は最安でパンツが1900円、ジャンパーが2900円と平均的な市場価格の3分の1ほどで、より買いやすくしている。

近年、同社は女性向けやキャンプ用品に参入するなど職人以外へ一気に客層が広がった。その一方で従来の利用客からは「作業着のまま店内に入りにくくなった」などの声が届くようになっていた。商品と店舗を合わせた本業回帰で顧客のコア層の基盤も強固にする狙いだ。

(渡辺絵理)

「プロコア」には「職人(プロ)」と「核心(コア)」の意味を込めた。現場の職人たちのプライドを映す作業服として立ち上げる。通年販売する3種類のほか、秋冬はヒーター付き、春夏では冷感素材を使ったモデルも展開する。

[日経MJ 2022年6月24日付]


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