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仮設シャワー施設になる可搬型の水処理プラントなど、小型の浄水システムを手掛けるWOTA(東京・中央)。最高経営責任者(CEO)の前田瑶介氏(29)は水インフラの課題に学生時代から関心を抱いてきた。会社経営を通じて「次の世代が割を食わない水事業を生み出す」ことを目指す。

――WOTAは従来の水処理と異なる方法で課題解決を目指しています。

「災害現場や世界各地のスラムなど水問題に直面する現場を見て回り、水インフラがどうあるべきか考えてきました。たどり着いたのはテクノロジーとデザインでした。水を利用する場所を使って水処理ができればいい。水処理が巨大なインフラじゃなく、もっと小さく個人に寄り添ったものになれば水問題は解決する。これに人生を使いたいと思っています」

――目指すリーダー像はありますか。

「2つの事が実践できることです。まず理想の状態を定義し、現在地を正しく認識して理想と現実をつなぐ方法を決めます。そして方法が決まれば、そこに最速で向かうことです。本田宗一郎さんは目標とする経営者です。技術より人間を最優先に考え、フロンティアを開拓しました」

――目標と比べて自己評価は。

「今のところ当初に掲げた理想からぶれずに経営できていますが、理想と現実をつなぐ方法をもっとシンプルにすれば、理想に向かうスピードを高められるはずです」

「企業経営でスピードを出すということは、いつでも止まれる機能があって初めてできることです。F1カーが高速で走れるのはアクセルとブレーキの反応が良いから。経営でもすぐに曲がったり止まったりできるチームじゃないと、スピードは出せません」

WOTA(ウォータ)CEO 前田瑶介氏

WOTA(ウォータ)CEO 前田瑶介氏

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