検索朝刊・夕刊LIVEMyニュース日経会社情報人事ウオッチ
NIKKEI Prime

朝夕刊や電子版ではお伝えしきれない情報をお届けします。今後も様々な切り口でサービスを開始予定です。

検索朝刊・夕刊LIVEMyニュース日経会社情報人事ウオッチ
NIKKEI Prime

朝夕刊や電子版ではお伝えしきれない情報をお届けします。今後も様々な切り口でサービスを開始予定です。

検索朝刊・夕刊LIVEMyニュース日経会社情報人事ウオッチ
NIKKEI Prime

朝夕刊や電子版ではお伝えしきれない情報をお届けします。今後も様々な切り口でサービスを開始予定です。

NIKKEI Primeについて

朝夕刊や電子版ではお伝えしきれない情報をお届けします。今後も様々な切り口でサービスを開始予定です。

/

年末の大掃除、「前準備」で楽に まずは不用品処分

詳しくはこちら

NIKKEI STYLE

年の瀬の限られた時間のなかで、いかに負担を少なく、しかも達成感をもって大掃除を終わらせるか。そのために重要なのは大掃除の「前準備」。できるところから取り入れてみてほしい。

ポイントの1つ目は「捨てるべきもの」を抽出し、捨てること。掃除とは汚れを掃き除くことだが、実質は不要物の処理作業と同義になっていることが多い。まずは物を除かないことには汚れに手が届かない。しかし、「ゴミを捨てる」というのは言うほど簡単な作業ではなく、適切なタイミングで正しく分別できないことが「汚部屋」や「汚屋敷」化のきっかけにもなる。

年末はゴミ収集日も不定期になりやすいので、要注意。ゴミの種類ごとに収集日を必ず確認し、住まいのある自治体の分別ルールに従い、できるだけ前倒しで「捨てるべきもの」を確実に捨てていきたい。捨てるべきかどうかを判別しがたい場合は、以下に示す場所別のチェック項目を参考にしてほしい。ゴミ捨て作業が進むだけでもかなりの「大掃除」になるはずだ。

まずはキッチン。冷蔵庫や食品庫のなかに古い食材や食べ残し、賞味期限切れの瓶詰めや缶詰(捨てるときは中身と外側を別に)はないか。食器棚の欠けた食器類や中途半端な箸やカトラリー、ベタつきや臭いのある密閉容器などは思い切って処分を。欠けたりさびたり、蓋の無くなった鍋など、使うのに支障があるものも捨ててしまおう。

洗面所や浴室では、使い切れずボトルなどにカビの生えたシャンプー類や古いヘアケア用品、特殊なスプレー缶などは処分対象だ。さびたカミソリやカビたスポンジ、ヘチマなどももう使えないだろう。古い掃除用・洗濯用洗剤なども、中身が変質していることがあるので処分しよう。

居室に、インクの切れたボールペンや欠けた定規など、使い道のない文房具類はないだろうか。古雑誌やちらし、カタログ、捨て忘れた段ボールなどの紙類は古紙回収へ。適した年齢を過ぎた子供のおもちゃや絵本などは誰かにあげてもいいだろう。汚れの多いラグマットなども、思い切って捨ててしまいたい。

クローゼットなどの収納では、傷んだ下着や穴あき靴下などの衣類、古くなったバスタオルなどは思い切って処分を。傷みや汚れのあるバッグ類、サイズが合わなくなったり、臭いやシミのある衣類、臭いやカビ、破損などのある靴や傘なども処分対象だ。

こうした作業で、捨てるべきものをなくした引き出しや押し入れなどには、すぐにものを詰め込まないようにしたい。住まいに限らずどんなところも、空間があいているほうが掃除しやすいからだ。

2つ目のポイントは触りたくない汚れに放置可能な洗浄剤を何度もかけておくこと。 大掃除に関するアンケートなどでは、大掃除したい場所として、キッチンの換気扇やレンジフード、コンロなどが挙げられることが多い。しかしこれらの場所は、落としにくい油汚れが主体で、最も掃除に苦慮する場所でもある。手掛けるとなったらそれなりの覚悟が必要だ。

事前準備で、後の大掃除が楽になるのが、キッチンや洗面所、浴室などの「排水口」だ。ドロドロ、ヌメヌメした汚れに触りたくない人もいるだろうが、本格的な掃除を行う前に、洗浄剤をかける→15分ほど置く→水を流すという手間をかけておくだけでいい。事前にあの気持ち悪い汚れを減らしておけば、負担はだいぶ軽くなる。

ドロドロ、ヌメヌメの正体はおおむね、その場で繁殖したバクテリアだ。そこで、タンパク質を分解する次亜塩素酸ナトリウムを主成分とした家庭用の塩素系漂白剤スプレーや、パイプの詰まり取りジェルのような洗浄剤を適量使用するのが有効である。

注意点は、こうした塩素系漂白剤は、吹きつけた後にブラシでゴシゴシこするような掃除を想定していないことだ。飛沫が跳ねて目に入ると失明の危険もあるので、「洗浄剤をかけて、流す」という手順がラクであるうえに安全だ。この作業は回数を重ねるほど効果が大きいので、本格的な大掃除を行う日までに、数回繰り返しておくといいだろう。また、ディスポーザー付きのキッチンシンクに塩素系漂白剤を用いると腐食の原因になる。実行する前にシンクの種類を確認しよう。

◇  ◇  ◇

こだわらなければ半年先でも

実は冬の最中である年末は、大掛かりな掃除に適した季節ではない。気温・水温ともに低く、冷えると固まる油汚れなどは落ちにくく、カーテンなどの大きな洗濯物は乾きにくい。合理性からいえば大掃除は暑すぎず寒すぎずの春から初夏、ないしは初秋あたりに行いたいところだ。

年末にこそ大掃除したい、しなければ年を越せないというのは心情的・慣習的側面が大きい。特にこだわりがなければ、年末の掃除は最小限にとどめ、本格的な大掃除は半年先にずらすという選択もいいだろう。

(住生活ジャーナリスト 藤原 千秋)

[NIKKEI プラス1 2021年11月20日付]

春割ですべての記事が読み放題
有料会員が2カ月無料

有料会員限定
キーワード登録であなたの
重要なニュースを
ハイライト
登録したキーワードに該当する記事が紙面ビューアー上で赤い線に囲まれて表示されている画面例
日経電子版 紙面ビューアー
詳しくはこちら

ワークスタイルや暮らし・家計管理に役立つノウハウなどをまとめています。
※ NIKKEI STYLE は2023年にリニューアルしました。これまでに公開したコンテンツのほとんどは日経電子版などで引き続きご覧いただけます。

セレクション

トレンドウオッチ

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

フォローする
有料会員の方のみご利用になれます。気になる連載・コラム・キーワードをフォローすると、「Myニュース」でまとめよみができます。
春割で無料体験するログイン
記事を保存する
有料会員の方のみご利用になれます。保存した記事はスマホやタブレットでもご覧いただけます。
春割で無料体験するログイン
Think! の投稿を読む
記事と併せて、エキスパート(専門家)のひとこと解説や分析を読むことができます。会員の方のみご利用になれます。
春割で無料体験するログイン
図表を保存する
有料会員の方のみご利用になれます。保存した図表はスマホやタブレットでもご覧いただけます。
春割で無料体験するログイン

権限不足のため、フォローできません

ニュースレターを登録すると続きが読めます(無料)

ご登録いただいたメールアドレス宛てにニュースレターの配信と日経電子版のキャンペーン情報などをお送りします(登録後の配信解除も可能です)。これらメール配信の目的に限りメールアドレスを利用します。日経IDなどその他のサービスに自動で登録されることはありません。

ご登録ありがとうございました。

入力いただいたメールアドレスにメールを送付しました。メールのリンクをクリックすると記事全文をお読みいただけます。

登録できませんでした。

エラーが発生し、登録できませんでした。

登録できませんでした。

ニュースレターの登録に失敗しました。ご覧頂いている記事は、対象外になっています。

登録済みです。

入力いただきましたメールアドレスは既に登録済みとなっております。ニュースレターの配信をお待ち下さい。

_

_

_