dressing

2021/9/27
「食べ比べアジフライ定食」は「黄金アジフライ」と「プラチナアジフライ」が味わえる

それぞれ個別のメニューがあるが、味や食感の違いを楽しむためにも、ぜひ試してほしいのが「食べ比べアジフライ定食」だ。使っている魚はどちらも同じ黄金アジ。パン粉や油の温度を変えることで、前者はこんがりきつね色、後者は美しい白色のフライに仕上がっていることに、まず驚かされる。

白いとんかつを出す店はあれど、白いアジフライは珍しく、考案のきっかけも気になるところだ。その理由は、嶌野さんがかつて、「白とんかつ」で人気の東京・世田谷「とんかつ ひびき」を不定期で間借りし、アジフライを出していたから。

つまり、「とんかつ ひびき」のとんかつを見て、白いアジフライを思いついたのだ。もちろん、当時から黄金アジを使ったフライは大人気。等々力駅から徒歩15分の住宅地という立地だったが、地元住民だけでなく遠方から通うファンも多かったという。

アジフライの調味料は塩、おろしワサビ、タルタル、ソース

アジフライの調味料には、塩、おろしワサビ、タルタル、ソースが用意されているが、まずはそのまま食して素材の味わいをかみしめてほしい。その後、それぞれのアジフライごとにどの調味料が合うかを確かめてみるのも楽しい。

うま味がぎゅっと濃縮して感じられるきつね色のアジフライには、おろしワサビを合わせるとさっぱり食べられるし、ふんわりとしたやさしい食感のプラチナアジフライは、塩で食すと魚の甘みがぐっと引き立つ。

ちなみに、なぜ「プラチナアジフライ」かというと、「白」い衣に「黄金」アジだからプラチナ(白金)というわけ。2種類一緒にカメラに収めるとSNS映えもひと際よいこと間違いなしだ。