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入れ歯・ブリッジ・インプラント 歯の代わりどう選ぶ

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NIKKEI STYLE

自分の歯を失った場合の代表的な選択肢は入れ歯、ブリッジ、インプラントの3種類がある。それぞれどんなメリットとデメリットがあり、何を基準に選べばいいのか。ベテラン歯科医に選択基準について聞いた。

抜歯後に健康保険適用の治療で対応できるのは入れ歯とブリッジの2つだ。入れ歯には「総入れ歯」もあるが、ここでは1〜数本の歯を失った場合の「部分入れ歯」について説明する。

部分入れ歯は残っている自前の歯に金属などのバネをかけて固定させる。保険適用のため安価で治療期間が短い(1〜2カ月)。しかし「歯肉で支えられる入れ歯は元の歯に比べてどうしてもかむ力が弱くなる。また慣れるまで異物感を覚え、滑舌が悪くなることもある」と話すのは藤川歯科医院(東京・港)の藤川謙次院長。

健康保険適用の入れ歯は設計や素材などの制約のため、フィット感や耐久性に限界がある。一方、費用はかかるが自由診療の入れ歯はバネの部分が樹脂製などで目立たない上、耐久性でも勝る。

ウエストウッドデンタル(東京・渋谷)の阿部宏美院長は「入れ歯は一種の工芸品。クリニックでの型取り、模型づくり、かみ合わせチェックなどを経て歯科技工士が職人技で仕上げる」と解説する。

各工程で少しずつ生じた誤差は最後に削って調整するが、自由診療の入れ歯の場合は「ぴったりフィットするまで細かい補正が可能となる」そうだ。阿部院長は「保険適用の入れ歯は車のタイヤと同じ。半年に一度は歯科で点検して、必要があれば入れ替えを考えて」とアドバイスする。

ブリッジは抜けた歯の両隣の健康な歯を削って、それらを「柱」として人工歯を上からかぶせて橋渡しする治療法。かむ力は入れ歯より強い。

ただ、両隣に柱となる歯が必要なので一番奥の歯には使えない。また人工歯の柱として健康な歯を数本削らなくてはならず、その歯に負担もかかる。構造上、清掃が難しく「歯間ブラシなどでしっかり手入れしないと歯垢(しこう)がたまりやすく、歯周病や虫歯のリスクが増大する」(藤川院長)。

近年、一般的になったインプラントとは、抜歯した部分の顎の骨(歯槽骨)に「インプラント体」(チタン合金などの人工歯根)を埋め込み、その上から人工歯をかぶせる治療法のこと。入れ歯やブリッジなどに比べると咀嚼(そしゃく)力、審美性ともに優れている。残っている健康な歯に負担がかからない点も大きなメリットで、手入れも健康な歯と変わらない。入れ歯やブリッジの欠点を補ってあまりある治療法に思えるが、藤川院長は「インプラントは決して万能な治療法ではない」と話す。

まずインプラントを埋め込む外科手術が必要なため、治療期間は長くなり、自由診療のため費用もおよそ30万〜50万円と高額だ。

また、事前に「顎の骨の状態をX線写真やコンピューター断層撮影装置(CT)検査でチェックするが、歯周病などが原因で顎の骨の量や質が不十分でインプラントを埋め込むことが困難な患者もいる」(藤川院長)という。また、糖尿病や骨粗鬆(しょう)症患者は、インプラント体と歯槽骨が結合しにくく手術のリスクが高まる。そうした場合は入れ歯かブリッジを選択するしかないだろう。

以上、3つの選択肢に関して述べてきたことはあくまでも一般的なものであり、どれがふさわしいかは患者一人ひとりの状況によって異なる。阿部院長は「患者のライフスタイルやライフステージを踏まえて選択肢を提示する」そうだ。保険の適用や治療費を含め、最適な選択肢を一緒に探してくれる歯科医を見つけることが重要だろう。

(ライター 大谷 新)

[NIKKEI プラス1 2023年3月18日付]

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