食器、照明…家でもキャンプでも活躍 兼用グッズ注目

日経プラスワン

アウトドアでも家でも使えるキャンプ用品は数多い=佐藤 圭一郎撮影

気になるキャンプ用品があるが、使う機会がないからと購入をためらう人もいるだろう。アウトドアに限らず、家庭でも使える「キャンプ兼用」グッズを考える手はあるかもしれない。

キャンプをする人にとって実際に出かけるのはもちろん、その前にお気に入りの道具を探して手に入れるのも楽しみのひとつだろう。次のキャンプで新しい道具を使う自分を想像してワクワクするという人は多いのではないか。

しかし、せっかく手に入れても年に数回しか使わないのではもったいない。置き場所にも困る。そこで考えたいのがキャンプのときだけではなく、日常使えるキャンプ兼用グッズの購入だ。年間を通じて使うとなれば、コストパフォーマンスもよくなる。キャンプのためだけに買うよりは有効活用できそうだ。

ただキャンプ兼用グッズといっても、どのようなものがあるのか。筆者の手元にあるものから並べてみた。

まずは調理のための「バーナー」だ。アウトドア用は「屋外専用」「屋内使用禁止」と注意書きのあるケースがほとんどだ。しかし「屋内外兼用」をうたうモデルもある。そういうグッズを選べば、普段自宅でも使える。家族と一緒に鍋をつついたり、機能が充実しているモデルであれば焼き肉やたこ焼きパーティーを楽しんだりできる。

「最初から家庭用のカセットコンロをキャンプで使えばいいのでは?」と考える人がいるかもしれないが、基本的には勧められない。家庭用のカセットコンロは原則として風が吹く状況での使用を考えて設計されていない。風が吹くとすぐに火が消えるなどしてしまう。さらにいえば、大きな鉄板を置くために家庭用のカセットコンロをふたつ並べて使うなど、想定されていない使い方は危険だ。

次のページ
災害時の備えにも