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ビジョナル社長 南壮一郎氏

ビジョナル社長 南壮一郎氏

人さし指をたてて「ビズリーチ!」のCMで有名なビズリーチは、求職者と企業を直接つなぐダイレクトリクルーティングで転職市場に風穴を開けた。創業から12年、持ち株会社ビジョナルは今年4月、東証マザーズ上場を果たした。だが、社長の南壮一郎さん(45)にすれば、まだスタートラインに立ったばかり。「本質的な課題を解決し、社会にインパクトを与える事業をつくり続ける」ミッションを自らに課し、先頭を走る。

――主に人材サービスの領域で、数多くの事業を展開してきました。

「中核の『ビズリーチ』は即戦力人材に求人企業が直接コンタクトできる転職サイトで、累計導入企業は1万7100社以上です。求人検索エンジン『スタンバイ』や人材管理システム『HRMOS(ハーモス)』、事業承継やM&A(合併・買収)をマッチングする『ビズリーチ・サクシード』なども立ちあげました」

「僕はインターネットの力で課題を解決して、社会にインパクトを与え続けたい。新事業を次々と展開してきたのも、生産性の低さや事業承継など解決したい課題がいくつもあったからです。課題があるということは、より良くなる可能性、つまりビジョンがあるということ。昨年グループ経営体制に移行して、持ち株会社の名前をビジョナルにした理由もここにあります」

――上場はスタートラインだと発言していますが。

「僕は転職市場を透明化して日本の『働き方』を変えようと起業しました。雇用制度が変わり、転職市場が拡大するなかで個人が自分のキャリアを主体的に選べるようにする。これは取り組む価値のある事業だぞ、と考えました。その後も日本の働き方の未来をつくろうと事業づくりに挑んできました。でも、まだ解決すべき多くの課題がある。だから今はスタートラインに立ったにすぎないんです」

「価値があることを正しくやり続ける。これが理想とするリーダーの姿です。僕はよく、経営は『願いと約束』だと言っています。世の中の課題を解決する、という価値のある願い。その実現をリーダーは仲間たちに約束します。約束を正々堂々と果たして願いをかなえた時、皆が胸を張って喜び合える。そのプロセスが大事なのだと思います」

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