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網膜に穴が開いているだけの段階なら、レーザーで治せる。「穴の周りにレーザーを当てて、のり付けするようなイメージ。10~20分程度で終わる」と大路教授は説明する。

穴だけでなく、すでに網膜がはがれていたら手術しかない。通常1~2週間の入院が必要になる。方法としては眼球の外から行うバックリング手術と、硝子体を取り除く硝子体手術がある。硝子体がしっかりしている若年層は前者で、柔らかくなっている中高年は後者で行うのが主流だ。

硝子体手術では、硝子体を取り除いてからガスを注入し、網膜を壁にくっつけてレーザーを当てて固定する。ただし、硝子体を取り除くと白内障の進行が速くなる。そのため「50代以上なら同時に白内障の手術もすることが多い」(大路教授)という。

(ライター 伊藤 和弘)

[NIKKEI プラス1 2022年5月14日付]