ヤーマンが初めて発売したヘアアイロンの売れ行きが好調だ。同社は2022年8月に「YA―MAN TOKYO JAPAN」ブランドから「スムースアイロンフォトイオン」を発売した。家電量販店では想定売上高を10％以上上回るペースで売れ続けている。
同商品は美顔器の開発で培った、熱をコントロールする技術を応用した。髪の水分量を保ちながらしっかりスタイリングできる仕様にした。プレート部分を3枚構造にして効率的に髪に熱を与えることで、何度もアイロンに髪を通さなくてもスタイリングができる。プレートの表面にある切り込みで水蒸気を逃し、髪のキューティクルの破壊を防ぐ。ストレートアイロンでこれまで難しかったダメージの軽減とストレート力を両立した。カラーの退色も抑制する。
美顔器など同社商品の顧客は30〜40代がメインだが、18〜24歳の購入も多い。購買の決め手は髪の仕上がり具合を店で体験した時だという。コロナ禍が落ち着き、外出の機会が増えていることも購入を後押しした。同社の公式オンラインショップなどで2万2000円で販売している。
［日経MJ 2023年3月15日付］
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