無理なく1日の酒量を減らす工夫も大切だ。吉本准教授は「減酒日記をつけていれば9%の缶酎ハイを5%に変えるだけで、かなりアルコール量が減ることに気づく」と指摘。自分の好きなノンアル、微アルドリンクを探して、飲酒の間に入れれば楽しく飲酒をしながら自然に純アルコール量を減らせる。飲酒時以外の対策としては、酒の買い置きをせず、ビールはその日に飲む分だけ冷蔵庫に入れるなどもある(図参照)。
飲酒量を自分でコントロールする習慣を身につければ、その先にはより快適な生活が待っている。
(ライター 荒川 直樹)
[NIKKEI プラス1 2022年11月12日付]