日経MJ

2022/9/24

店内にはカセットコンロの火力などを実演できるキッチンスペースも設け、来店客の意見を聞くことで今後の商品展開にも生かす。今春に発売したコンロを持ち歩きできるケースなどは利用者の声を受けて開発した商品の1つだ。

料理教室も開催 女性客を取り込み

月に1度ほど店内のキッチンスペースでカセットコンロを使ったイベントも開催している。7月に開いた料理教室では周辺に住む女性客ら20人ほどが参加。今後は若年層や女性を呼び込めるイベントなどを増やしていく方針だ。

岩谷産業はカセットボンベとコンロの販売で国内トップシェアを握る。ボンベの販売台数は2020年度までの5年間で6割増えるなど好調だが、家庭向けコンロは多くの家庭に普及しておりボンベの販売本数をさらに増やすことが難しくなっている。そこで目を付けたのが新型コロナウイルス禍で注目を集めたアウトドア需要だった。酒井常務は「アウトドア向けの商品はまだコンロ全体の2~3割ほどで、今後も商品開発に力を入れてシェアを伸ばしていきたい」と話す。

23年ごろにはカセットボンベを使った発電機を開発・販売するなど、コンロ以外の用途も開拓する方針。23年度にはボンベの販売本数を20年度比3割増の1億8000万本まで伸ばす目標を掲げる。

(泉洸希)

[日経MJ 2022年9月14日付]

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