ホンダCB400スーパーフォア マシンとの一体感に興奮

2021/11/7
ホンダCB400スーパーフォア(6MT)
webCG

ここ最近、テスターの周囲で話題となっているのは、「ホンダCB400スーパーフォア」がいよいよ次の排ガス規制でファイナルになりそうだという話。そして皆が「あのバイクはなくしてはいけないのではないか」と意見を述べる。一体、なにがそんなに素晴らしいのか。現行モデルのインプレッションを含め、CB400スーパーフォアというマシンのことを説明してみたいと思う。

30年近く続くヒストリー

初代CB400スーパーフォア(以下スーパーフォア)が登場したのは1992年のこと。カワサキの「ゼファー」によってネイキッドブームが盛り上がりつつあった頃だ。水冷4気筒DOHCエンジンを搭載し、完成度の高さから発売されるや瞬く間にクラスナンバーワンの座を奪取。その後、エンジンに可変バルブ機構「ハイパーVTEC」を採用し、厳しさを増す排ガス規制に対応するべく吸気系をキャブからPGM-FIに変更。さらにハイパーVTECを改良して環境性能と動力性能、走る楽しさを高いレベルでバランスさせるなどの進化を遂げてきた。現在では、400ccクラス唯一の直列4気筒エンジン搭載マシンとなっている。

教習車にも採用されるなど、扱いやすいことで知られているスーパーフォアだが、大きな魅力のひとつがスポーツ性の高さだ。1990年代、ネイキッドマシンによるレースが盛り上がっていた頃には無敵ともいうべき速さを披露。上位入賞車の多くをスーパーフォアが占めていたほどだ。エンジンがノーマルだったにもかかわらず、サーキットによってはGP250クラスのレーシングマシンに匹敵するほどのタイムをたたき出していたのである。

当時のライダーたちが語っていた長所のひとつがコーナリング性能。サーキット用にセットアップされたマシンは、ライダーの意のままに動き、タイムを削り取ることが可能だった。そして、その車体性能は現行モデルにもそっくりそのまま受け継がれている。ノーマルではストリート向けに安定性や乗りやすさをバランスさせた設定になっているが、スポーツバイク顔負けの高いポテンシャルを秘めているのである。

1992年の誕生以来、何度もの改良を経て今日も販売されている「CB400スーパーフォア」。今や400ccクラスでは唯一の4気筒モデルである。
ヘッドランプは古式ゆかしき丸目の単眼だが、その中身は視認性/被視認性に配慮したLED式となっている。
メーターはクラシックな2眼の機械式。中央部には走行距離や残燃料、外気温などを表示するインフォメーションディスプレイが備わる。
扱いやすさに加え、コーナリング性能の高さにも定評のあった「CB400スーパーフォア」。一時期はサーキットでも活躍をみせていた。
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スポーティーなフィーリングはいまだ健在