グンゼ「メディキュア」 手術痕に優しい低刺激の肌着

「メディキュア」から発売された「前開きハーフトップ」

肌着メーカーとして知られるグンゼは、手術後の肌トラブルにも対応可能なブランド「メディキュア」を展開する。高い縫製技術を生かし、縫い目をなくした完全無縫製の肌着も開発。オンラインショップでは部門別トップの売上高を誇るなど、評価が高まっている。




「生地の縫い目と手術痕がこすれて痛い」「腕が上げづらくなりブラジャーの着脱がしづらい」――。手術を受けた人にとって肌着に関する悩みは抱えやすい。グンゼが2017年にメディキュアブランドで発売した「前開きハーフトップ」はこのような問題を和らげるための商品だ。

乳がん手術後や高齢の女性に好評

乳がんの手術では多くの場合、胸の下やわきの下などに手術痕が残ってしまう。「前開きハーフトップ」は完全無縫製ではないが、手術痕が残りやすい部分には縫い目がない製法を使用。こうすることで傷痕の刺激を防ぐことができる。

さらに「術後に腕を上げづらくなった」といった悩みにも対応。腕を大きく動かさず、前のボタンを開ければ下着が脱げるようにした。必要に応じて傷に当たる生地の部分を取り除くこともできる。生地を切り取ってもほつれにくい編み方を採用した。

加齢で腕を動かしづらくなった人にも好評だ。患者とコミュニケーションをとる看護師らの口コミもあり、売れ行きは好調だ。グンゼのオンラインショップでは、数あるブラジャーの商品の中でもトップクラスの売り上げを記録する。メディキュアブランドで9種類の商品を販売している。

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高い縫製技術を医療分野に活用