Men's Fashion

3D映像で「仮想メーク」体験 メゾンコーセー銀座

Hot Zone

2022.10.14

「カラーマシン」ではプロジェクションマッピングを活用したメークが体験できる

コーセーは8月、直営店の「メゾンコーセー銀座」(東京・中央)をリニューアルした。プロジェクションマッピングを活用して、自身の顔にメークしたかのような映像を直接投影してシミュレーションするなどの体験ができる。美容部員によるカウンセリングと最新のデジタル技術の融合で効果的にメークを提案し集客を狙う。




新型コロナウイルス禍直前の2019年12月に開店したメゾンコーセー銀座では「Find Your Own Beauty」をコンセプトにしており、今回は昨年11月以来のリニューアルを行った。行動制限やマスクの着用が緩和されて色鮮やかなメークにまた関心が集まっており、アイシャドーやリップなどカラーメークを軸に改装した。

8000種類以上の色の組み合わせを用意

目玉となるメークシミュレーター「COLOR MACHINE(カラーマシン)」では東京工業大と共同開発した高速追従プロジェクションマッピング技術を活用して3Dのバーチャルメークを体験できる。直接顔にアイシャドーとリップ、チークの映像が投映され、顔の動きや表情の変化にあわせて映像も追従する。正面からの印象だけでなく、自分で鏡を見ながら顔を動かして左右からもメークの仕上がりを確認できるのが特徴だ。8000種類以上の色の組み合わせが用意されている。

店頭でいくつもメークを試すのは、付けたり落としたりする手間があり難しいが、プロジェクションマッピングを使うことで自分に似合う色合いを見つけやすくなる。アイシャドーやチークの付け方についても「軽め」「重め」など細かな調整ができるため、よりリアルに近いメーキャップ体験となっている。