マンダム「ギャツビー」 美意識高い若きイケメンに

メンズコスメに本格参入した。ターゲットとなる若い男性の需要をつかむ

マンダムのメンズブランド「ギャツビー」はコスメ商品の展開を本格化し、若年層の取り込みを強化する。同ブランドは「キムタク」こと木村拓哉さんら多くの若者が憧れる「イケメン像」を示すマーケティングで成長してきた。だが近年はSNS(交流サイト)の普及などで理想像が多様化しており、商品構成や販路を変えて時代の変化に対応する。




男性コスメの先駆者、マンダム「ギャツビー」

ギャツビーのスタイリング剤できめた髪形で音楽に合わせて踊るキムタク――。2000年代後半に放送していたテレビCMが印象に残っている人は多いだろう。1978年に誕生したギャツビーは、時代を象徴する芸能人を広告塔に起用。皆が憧れる「イケメン像」を示して10~20歳代を中心に支持を集めてきた。

しかし近年はSNS上で多数のフォロワーを抱えるインフルエンサーが台頭するなど憧れの対象が多様化している。若者が情報を集める媒体もテレビCMや雑誌からSNSに中心が変わってきた。

「オシャレの大衆層に向けたマーケティングのみでは多様化する需要に対応できない」。ギャツビー担当の大森剛介執行役員はこう話す。

そこでギャツビーは10月、新ライン「gatsby THE DESIGNER(ギャツビー ザ デザイナー)」を発売した。アイライナーやリップなど計18品を展開し、「なりたい自分」の実現を後押しする。既存ユーザーは大衆層が中心だが、新ラインは美意識の高い10~20歳代向けに展開して裾野を広げる狙いだ。

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「メンズコスメのニーズは想像以上に大きい」