「ete」はシンプルだが遊び心のあるデザイン
ミルク（大阪市）のジュエリーブランド「ete（エテ）」はシンプルな色味や素材を使うが、遊び心のあるデザインが特徴だ。特に耳たぶを包み込む形のイヤリングは曲線が目を引く。マスク生活のなか、30～60代の支持を得る。
定番は約900アイテム
「大人の女性でも身につけやすく、遊び心をくすぐるデザインを心がけている」。エテの広報担当の田村彩氏はこう話す。エテでは金素材を中心にイヤリングや指輪など約900アイテムの定番商品をそろえる。
アイテム数の多さは創業当初からの強みだ。シルバー素材のピアスでも、耳に通す部分は金属アレルギーの人に配慮して18金などを採用している。こうした異なる金属を組み合わせたデザインを売り物にする。
主力はイヤリングやイヤーカフなど耳元のジュエリーだ。耳たぶを挟むだけでなく包み込むようなデザインで、ピアスの穴がなくても身につけられる。「コロナ禍のマスク生活やリモート会議などで耳元に注目が集まることが増え、人気が高まっている」（田村氏）。全アイテムの半数をイヤージュエリーが占める。
かすみがかかったような質感が特徴のオリジナル色も人気だ。赤みを抑えたピンク色の「ミストピンクゴールド」と落ち着いた茶色の「ロウブラウンゴールド」を展開。年齢を重ねた肌でもなじみやすく、通常のイエロー・ピンクゴールドでは明るすぎて恥ずかしいという女性でも取り入れやすい色味を意識した。
