トランクルーム、収納の目安は8割 ラックで高さ出す

収納のコツを説明する伊坪美和さん(東京都板橋区のトランクハウス24板橋中丸町)=鈴木健撮影

家の収納不足を補うため、トランクルームの利用が増えている。コストをかけて保管するなら徹底的に活用したい。家の収納と連動させた上手な使い方を収納の専門家に教えてもらった。

日用品を大量にストックしたり、仕事の資料を持ち帰ったり。コロナ禍で物が増える一方で、マンションも戸建ても占有面積が減り、収納スペースが削られている。「整理しても片付かないのは、そもそも収納が足りていないから」。整理収納サービスを提供するインブルーム・お片付けコンシェルジュの伊坪美和さんはこう指摘する。

解決策の一つが、収納サービスの活用だ。「トランクルーム」「レンタルボックス」などと呼ばれ、店舗数が急増している。屋外に置かれたコンテナを使う「屋外型」と、建物内に個室やロッカーを設けた「屋内型」があり、どちらも荷物の出し入れや管理は自分で行う。最近は荷物を箱に詰めて送り、倉庫で管理してもらう「宅配型」もある。

いずれも月額で利用料を支払う。条件により異なるが、都内の屋内型で1畳月1万円程度が目安だ。第2のクローゼットや納戸として無駄なく使い続けるカギは3つある。

何を預けるか オフシーズンの衣類、布団、季節家電、クリスマスツリー、キャンプ用品など、使用頻度が年1回や数カ月に1回で、かつ場所を取る物。二度と使わない物や壊れた物を入れっぱなしにするのはお金と労力の無駄。思い切って処分しよう。

書籍、仕事の資料、思い出の品、コレクションなど、捨てるに捨てられない物を預けるのもおすすめだ。「一旦、距離を置くことで踏ん切りがつけられることもある」と伊坪さんは助言する。

どう保管するか 荷物を段ボールやビニール袋に入れ、ルームの床に積み上げるのは効率が悪い。伊坪さんはラックを使って高さを出す収納法を提案する。部屋の間口、奥行き、高さ、入り口の大きさをあらかじめ測り、それに合ったラックを導入しよう。

段ボールは虫がわく。衣類や靴は透明な衣装ケースに入れ替えよう。中身が見えるので探す手間も省ける。家の収納と同じで、「ぎっしり詰め込むと通気が悪くなり、カビや劣化の原因となる。8割収納を心がけて」(伊坪さん)。

空調設備が整った屋内型のルームでも詰め込み過ぎは厳禁だ。カビや虫の原因となるので、荷物は汚れを落としてからしまい、除湿剤なども適宜利用しよう。

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