出し入れを楽に 家の収納との違いは荷物の運搬があることだ。持ち手の付いたカゴやキャスター付きのケースを活用しよう。

持ち出す頻度に合わせ、よく使う物は手前、あまり動かさない思い出の品などは奥に収納。「衣類は家と同じ型の引き出し式ケースに入れれば、衣替えの時期に引き出しだけ入れ替えればいい」(同)

物のグルーピング収納もおすすめだ。例えばキャンプ用品は関連する物を1カ所にまとめて置けば取り忘れがない。さらに「スマホで荷物の写真を撮るか、リストを作ってドアに貼っておけば、誰が探しに来てもわかる」(同)。

使い方がイメージできると、自分に合うルームが探しやすくなる。預ける物を第一に考えると、「家の収納の延長で使うなら空調設備の整った屋内型、キャンプ道具や仕事道具、家電、大型家具などは屋外型と使い分けてもいい」。トランクルーム「ハローストレージ」を全国展開するエリアリンクの椿友美さんはこう説明する。

車の有無、月額料なども考慮すると「徒歩で通うなら家の近くにある屋内型、郊外に住んで車を持っているならロードサイドの屋外型が便利。料金は郊外の屋外型が割安」(「イナバボックス」を運営するイナバクリエイトの仁平豪治さん)。

スマートフォンのアプリに抵抗がない人は、宅配型の収納サービスも便利だ。「衣類や本、コレクションを1、2箱預ければ十分。出し入れは面倒、月額料金も抑えたいという人に向いている」(サマリーが運営する「サマリーポケット」の広報担当)

サービス概要やセキュリティー、保証などは運営会社のサイトで確認できる。収納できる荷物の量を動画で見せたり、コールセンターで相談に応じたりする会社もある。事前によく確認し、使い勝手のいいサービスを見つけよう。

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プラスαのサービスも

利用者の増加、使い方の多様化に応えてトランクルームは進化中だ。部屋タイプ、空調などの設備、セキュリティー、保証といった品質の向上も目覚ましいが、プラスαのサービスも見逃せない。サマリーポケットは預かった衣類や靴をクリーニングしてから保管するオプションサービスを提供。「衣替えの際の手間が省けると好評」。イナバボックスはコインランドリーと共同出店するほか、会議室を備えた店舗も展開。「趣味の道具などは預けておき、手ぶらで集まって楽しんでほしい」と提案している。

(ライター 奈良 貴子)

[NIKKEIプラス1 2021年10月9日付]