検索朝刊・夕刊LIVEMyニュース日経会社情報人事ウオッチ
NIKKEI Prime

朝夕刊や電子版ではお伝えしきれない情報をお届けします。今後も様々な切り口でサービスを開始予定です。

検索朝刊・夕刊LIVEMyニュース日経会社情報人事ウオッチ
NIKKEI Prime

朝夕刊や電子版ではお伝えしきれない情報をお届けします。今後も様々な切り口でサービスを開始予定です。

検索朝刊・夕刊LIVEMyニュース日経会社情報人事ウオッチ
NIKKEI Prime

朝夕刊や電子版ではお伝えしきれない情報をお届けします。今後も様々な切り口でサービスを開始予定です。

NIKKEI Primeについて

朝夕刊や電子版ではお伝えしきれない情報をお届けします。今後も様々な切り口でサービスを開始予定です。

/

バーベキューでの食中毒対策 トングは使い分けを

詳しくはこちら

NIKKEI STYLE

夏は家族や友人とバーベキューに出かける人もいるだろう。野外での料理は屋内とは勝手が違う。ちょっとした油断が食中毒を引き起こしかねない。注意点を知り、楽しく味わいたい。

野外でバーベキューとなると、普段なかなか手が出せないような分厚いステーキを焼いてみたり、好みの魚介類を豪快に浜焼きにしてみたりしたくなるだろう。ただ気温が高い夏には食中毒に十分注意する必要がある。家族や仲間と楽しむ時間を台無しにしないように、対策の基本を知っておこう。

食中毒予防のための3原則は原因となる細菌などを「つけない」「増やさない」「やっつける」ことだ。

食中毒菌をつけないよう、調理する前にきちんと手を洗う。肉や魚は生のまま食べる野菜などの食材とは一緒にしない。クーラーボックスなど温度の低い場所に保管し、菌を増やさない。もちろん十分に火を通し、菌をやっつけるのも大事だ。

実際バーベキューをする場合を想定しながら、具体的に考えてみよう。

まずは菌をつけないための行動だ。水をためる「ウオータータンク」を準備しよう。水道がある公園だとしても、手が汚れるたびに往復するのが面倒になり、つい洗うのを怠るケースが少なくない。近くに水を用意しておけば、まめに手を洗えるだろう。

食材を扱うための「トング」も欠かせない。生肉に手で直接触れると、菌が付着し、そこから口や他の食材に移ってしまう可能性がある。生肉を扱うもの、焼けた肉を取り分けるときに使うものはそれぞれ別にして、少なくとも2本は準備しておきたい。

同じトングを使うと、生肉から焼き上がった肉に菌が移ってしまうかもしれない。これではせっかく焼いた意味がなくなってしまう。

焼き上がった肉を切り分ける場合でも、生肉を置いた皿やまな板などの上で作業するのは避けるようにしよう。トングと同様、菌が焼いた肉に付着しかねないからだ。食材を準備するときも同じだ。薄いまな板を複数持参して使い分ける、できるだけ家で下準備をすませて持ってくるといった工夫も考えてみよう。

菌を増やさないためには食材保管用に保冷剤を入れたクーラーボックスを持参する。すぐ食べるから大丈夫だとスーパーのレジ袋に入ったまま放置したり、冷凍保管していた肉を解凍しようと常温でバーベキュー会場まで運んだりするのはやめよう。食材の温度が上がり、菌が増殖しやすくなる。気温が高い夏場は特に注意しよう。

肉や魚、野菜といった食材を飲み物と同じクーラーボックスに保管していると、飲み物を取り出すたびに中の温度が上がってしまう。食材用、飲み物用と別々に用意できれば理想的だ。さらに中の温度をあまり上げずに保つため、日陰に置く。太陽光で温度が上がった地面には直接置かず、クーラースタンドなどの上に置くようにしたい。

菌をやっつけるための加熱で気を付ける点は何か。牛肉の場合、菌が存在するのは主に肉の表面だ。表面をしっかり焼くようにすれば、ステーキもレアで食べられる。

ただし同じ牛肉でも細かい肉を固めた成型肉、調味液を染みこませた加工肉、ひき肉になると、表面に多い菌が内部にまで入り込んでいる可能性がある。しっかりと中まで火を通すようにしたい。とりわけ食中毒への抵抗力が弱い子どもや高齢者がいるときは念入りに加熱しよう。

豚肉や鶏肉では腸内に菌を持っているケースが目立ち、加工の過程で内部に菌が残っている可能性がある。生焼けで食べるのは避けたい。

肉の中心温度が75度以上になるように1分以上加熱すれば、菌は死滅するとされている。ただ分厚い肉を焼き慣れていないと、今どれくらいの温度か分からないだろう。そこで肉の中心温度を測れる料理用温度計を用意するとよい。家で調理するときにも意外に役立つ。デジタル表示であれば温度も確認しやすい。

肉や魚などの食材が余ってしまうケースもあるだろう。ただ保管状態が悪いまま持ち帰ると、菌が増殖して食中毒のリスクが高まる。なるべく使い切るようにしたい。楽しい時間は警戒心が緩みがちになるが、対策をおろそかにせず、安全に楽しもう。

◇    ◇    ◇

肉の焼き方「温度」を意識

肉の焼き方の基本も知っておきたい。クーラーボックスから取り出すのは焼く少し前にして、常温で日陰の涼しい場所に置いておく。肉の外側と中心部との温度差が少なくなるため、むらなく火が通る。

牛肉は強火で片面を1分半程度、両面焼く。その後は弱火で好みの焼き具合になるまで加熱していこう。豚肉や鶏肉は中心温度が75度以上になるようにして1分以上加熱するのが基本と紹介したが、80度以上になるとかたくなってしまうので要注意。適温を見極めるためにも、料理用温度計があると便利だ。

(アウトドアライター 牛島 義之)

 [NIKKEI プラス1 2022年7月9日付]

春割ですべての記事が読み放題
有料会員が2カ月無料

有料会員限定
キーワード登録であなたの
重要なニュースを
ハイライト
登録したキーワードに該当する記事が紙面ビューアー上で赤い線に囲まれて表示されている画面例
日経電子版 紙面ビューアー
詳しくはこちら

ワークスタイルや暮らし・家計管理に役立つノウハウなどをまとめています。
※ NIKKEI STYLE は2023年にリニューアルしました。これまでに公開したコンテンツのほとんどは日経電子版などで引き続きご覧いただけます。

セレクション

トレンドウオッチ

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

フォローする
有料会員の方のみご利用になれます。気になる連載・コラム・キーワードをフォローすると、「Myニュース」でまとめよみができます。
春割で無料体験するログイン
記事を保存する
有料会員の方のみご利用になれます。保存した記事はスマホやタブレットでもご覧いただけます。
春割で無料体験するログイン
Think! の投稿を読む
記事と併せて、エキスパート(専門家)のひとこと解説や分析を読むことができます。会員の方のみご利用になれます。
春割で無料体験するログイン
図表を保存する
有料会員の方のみご利用になれます。保存した図表はスマホやタブレットでもご覧いただけます。
春割で無料体験するログイン

権限不足のため、フォローできません

ニュースレターを登録すると続きが読めます(無料)

ご登録いただいたメールアドレス宛てにニュースレターの配信と日経電子版のキャンペーン情報などをお送りします(登録後の配信解除も可能です)。これらメール配信の目的に限りメールアドレスを利用します。日経IDなどその他のサービスに自動で登録されることはありません。

ご登録ありがとうございました。

入力いただいたメールアドレスにメールを送付しました。メールのリンクをクリックすると記事全文をお読みいただけます。

登録できませんでした。

エラーが発生し、登録できませんでした。

登録できませんでした。

ニュースレターの登録に失敗しました。ご覧頂いている記事は、対象外になっています。

登録済みです。

入力いただきましたメールアドレスは既に登録済みとなっております。ニュースレターの配信をお待ち下さい。

_

_

_