日経プラスワン

写真はイメージ=PIXTA

風邪の引き始めにも漢方が役立つ。新見院長は家族で漢方を飲み分けているという。「体力が中程度の私は葛根湯、体力が低下気味の妻は麻黄附子細辛湯(まおうぶしさいしんとう)、若く体力のある娘は麻黄湯(まおうとう)を飲むことが多い」。どれも体温を上げて発汗を促す作用がある。葛根湯は寒気や肩・首筋のこわばり、麻黄湯は強い悪寒や高熱、麻黄附子細辛湯は寒気やのどの痛みがサインになる。風邪を引いたかなと思ったらすぐに飲み、汗がじんわり出てきたら服用をやめる。自分に合う漢方をタイミングよく使えば、寝込まずにすみそうだ。

夏バテにも効く。暑さによる体力低下や疲労、食欲不振によく用いられるのが清暑益気湯(せいしょえっきとう)。暑気あたりで、むくみやすい人には五苓散(ごれいさん)がいい。五苓散は体内の水分代謝を改善する作用があるので、二日酔いにも効く。

漢方は市販薬もあり、比較的安全に使えるが、副作用が出ることもある。胃腸不良や動悸(どうき)、むくみ、かゆみなどが出たら飲むのをやめる。新見院長は「医師や薬剤師に相談しながら自分に合った漢方を見つけてほしい」と助言する。全国の漢方専門医は日本東洋医学会のサイトで検索できる。

(ライター 佐田 節子)

[NIKKEI プラス1 2022年8月6日付]

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