日経プラスワン

使いかけのものは、切った断面から傷みやすくなるので、ラップに包んだり、密閉容器に入れたりして、野菜室で保存する。使いかけの切れ端などは野菜室内で迷子になりがち。行長さんのお勧めは「はしっこボックス」。密閉容器にキッチンペーパーを敷くなどして、使いかけの野菜をまとめて入れておけば、使い忘れを防ぐことができる。

すぐに使い切れない食材は、買ってきた当日に冷凍してしまうのも手だ。ネギはまとめて刻み、使わない分は冷凍庫へ。キャベツや白菜、小松菜は使いやすい大きさに切り、保存袋に入れて冷凍。キノコ類も石づきを取って、適当な大きさにほぐして冷凍できる。好みの野菜やキノコ類をセットにして1食分ずつ冷凍しておくのもいい。

「冷凍すると繊維が崩れるので、火の通りが早く、時短にもなる」と行長さん。冷凍焼けすると味も風味も落ちるので、1カ月前後を目安に使い切りたい。

行長さんは、月2回程度、冷蔵庫内のチェックをする日を設けることを提案する。週末やゴミ収集日の前日などを、食材を使い切る日と決めておいて、庫内を点検。「うっかり忘れていたものにも気づきやすく、食品ロスを防ぐことにもつながる」

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便利な機能で料理を楽に

最新の冷蔵庫には、日々の料理が楽になりそうな新しい機能もある。上手に活用すれば、料理の手間を省いたり、時短につなげたりできそうだ。

三菱電機の「切れちゃう瞬冷凍A.I.」は冷凍した肉や魚を解凍なしで切り分けられる機能だ。魚の切り身をそのまま冷凍しても、凍った状態のまま剝がして使える。「解凍の手間がなく、食材も無駄にならない」と同社。キンピラやヒジキの煮物などはまとめて冷凍し、使いたい量だけ取り分けることも。自然解凍で食べられるので、弁当にも便利だ。

(ライター 李 香)

[NIKKEI プラス1 2022年4月2日付]