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コロナ下の「おうち需要」狙う アクタスの植栽専門店

Hot Zone

2022.11.8

植栽豊かな「ノードリウム・京都」

コクヨ傘下の輸入家具販売店アクタス(東京・新宿)は9月中旬、植栽ブランド「ノードリウム」の専門店を開店した。アクタスは以前から店舗で植栽を販売していたが、新型コロナウイルス下での「おうち需要」の高まりから専門店の出店に踏み切った。第1号店が入居する商業施設とシナジーのある特徴的な外観も功を奏し、注目を集めている。




アクタスがオープンしたのは「ノードリウム・京都」。京都市の商業施設「古今烏丸」2階の「アクタス京都店」に隣接する形で開店した。通常のアクタスには1000円程度の小さなものから5万円程度の観葉植物が並べられることが多いが、ノードリウム・京都には80万円以上の巨大なものまで幅広い価格帯の観葉植物のほか、自然由来の芳香剤などが並べられる。

植物は暮らしに欠かせない要素

10月に同店を訪れた京都府南丹市の女性(66)は、3000円ほどの小さな鉢植えを購入した。以前からアクタスで観葉植物を買っていたが、「他の店舗では商品数が少なかった。ノードリウムの専門店ができたと聞いて来店し、店舗全体のきれいさや植物の香りに癒やされた」と喜んだ。

ノードリウムはアクタスが2020年から手掛ける植栽ブランドだ。それ以前も店舗で植栽を扱っていたが、コロナ禍で自宅で過ごす時間が増えたことにより、自宅にファッション性のあるインテリアをそろえて快適に過ごしたいというニーズが高まった。そこで植物を「暮らしに欠かすことのできない要素」と位置づけ、ブランド化した。