日経プラスワン

予防には生活の改善が欠かせない。まずは食事だ。永井医長は「脂の多い肉などの高脂肪食を控え、野菜や魚を積極的にとるとよい」と助言する。黄斑には抗酸化物質のルテインやゼアキサンチンといった黄斑色素が多いが、患者にはこうした成分が少ないとされている。

永井医長らの研究ではルテイン含有量の多い寒締めホウレンソウを継続して摂取した結果、黄斑色素の密度上昇が認められたという。ルテインはケールや小松菜、ゼアキサンチンはパプリカやトウモロコシなどに多い。サプリメントも「野菜を十分とれない、高血圧など持病がある、血縁者に患者がいる、発症の前段階にあるといった人は利用するとよい」(尾花部長)。

スマートフォンやパソコンなどの画面からの波長の短い青色光(ブルーライト)も黄斑に障害を及ぼしかねないので要注意。長時間や暗い部屋・寝床での使用を避け、画面を必要以上に明るくせず、1~2時間で目を休めるようにしたい。高血圧や脂質異常症などの治療、禁煙も大切だ。

尾花部長は「高齢になって視力を失うと介護する側も大変。人生100年時代、40~50代から目の寿命を考えた健康管理が必要だ」と訴える。

(ライター 佐田 節子)

[NIKKEI プラス1 2022年1月29日付]

「健康づくり」の記事一覧はこちら

日本の健康経営を推進するポータルサイト

健康経営優良法人認定制度における申請受付をはじめ、健康経営銘柄・健康経営優良法人認定企業の紹介、事例やデータ等を掲載。

>> 詳細はこちら