車麩の卵とじ丼 かむと煮汁のうま味が広がる麩が主役

日経プラスワン

一見、親子丼のようですが、具はとり肉ではなく、乾物の「車麩(くるまふ)」。煮汁をたっぷり吸った麩は、とろっとしてジューシー。かむと、口の中に煮汁のうま味がジュワーッと広がります。

車麩などの乾物は、使う前に水でもどすのが基本ですが、このレシピでは煮汁にそのまま入れて使いました。もどさなくても、弱火でゆっくり煮ると、煮汁を含んでやわらかくなります。上にのせたタマネギが重しの役割をして、鍋の中で浮きません。

車麩は、水分を含むと1.5倍ほどのかさになり、重さは5倍近くにまで増えます。作る前はさほどボリュームがあるように思えなくても、レシピの分量を守って使うようにしましょう。

材料(2人分、1人あたり404kcal)
・車麩2枚(20g)
・タマネギ80g
・ミツバ6本(約30g)
・卵2個
・A[砂糖大さじ1/2、しょうゆ・みりん・酒各大さじ1、だし150ml]
・温かいごはん300g

作り方(調理時間15分)

(1)車麩は手で3~4つに割る。タマネギは幅3~4mmの薄切りにする。ミツバは葉を摘み、茎は長さ3cmに切る。卵はときほぐす。

(2)鍋にAと車麩を入れ、タマネギをのせる。ふたをして弱火で5分ほど煮る。

(3)ミツバの茎を加え、車麩がやわらかくなったら火を止める。

(4)卵を回し入れ、半熟状になったら火を止める。

(5)ごはんを丼によそい、(4)を半量ずつのせる。ミツバの葉をのせる。

献立の例 きんぴらごぼう、ワカメのみそ汁

ひとくちメモ

麩(焼き麩) 小麦粉に含まれるたんぱく質「グルテン」を練り合わせて焼いたもの。車麩のほか、製法や形により、さまざまな種類があります。肉や魚などの動物性たんぱく質に比べ、消化がよく、低カロリー。常温で長期保存できる、うれしい食材です。

(ベターホームのお料理教室=大井 一範撮影)

[NIKKEIプラス1 2022年1月29日付]

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