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村上臣 リンクトイン日本代表

村上臣 リンクトイン日本代表

世界を舞台にビジネス向けSNS(交流サイト)事業を展開する米リンクトイン。新型コロナウイルス禍でのオンライン時代の働き方やキャリアシフトについて、同社日本代表の村上臣氏に聞きました。

(3)LGBTQを知り、無知な偏見排除 多様さが人材呼び込む

(5)在宅勤務への意外な本音とは? 働き方調査で判明

コロナ下で1年半、リンクトインでも働き方について試行錯誤している面はあります。いち早く2020年2月に東京のオフィスも原則として出入り禁止にし、社員全員が在宅勤務に移行しました。しかし、約1万6000人の世界のリンクトインの社員にアンケートすると、87%が「たまにはオフィスに出社したい」と回答したのです。

意外ですよね。ネット企業ですから、大半の業務は在宅勤務で十分対応が可能です。しかし、いい仕事をするためには、人間同士の信頼関係を築くことが何より大切です。オンラインでチーム内の通常業務に支障は来さないけれど、チーム外の人との結びつきなどは弱くなります。改めて信頼関係をどうのように醸成し、関係をメンテナンスしていけばいいのかと考えさせられました。

オンライン時代、社内で信頼関係維持の工夫が必要

リーダーとしては縦の糸だけではなく、横の糸ともつなぐ必要があると感じたので、日本のオフィスの全メンバーが気軽に参加できる「オフィスアワー」という時間帯を設けました。実はコロナ禍の1年半で、事業が大きく成長したこともあり、多くの新メンバーが加入しました。新しく入社した社員は交通費などの精算のやり方も分からないことがあります。しかし、それをいちいちオンラインで尋ねるのも気が引けるという社員もいます。そもそも明確な議題がなければ、リモート会議は開きづらいと考えていますから、ちょっとしたことを先輩社員には聞きづらいわけです。オンライン時代には信頼関係を維持していく上で様々な工夫が求められます。

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