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共働きで小学校受験、挑戦するには ママ編集者座談会

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日経 X woman

過熱する中学受験を回避したい、地元の小学校とは違う教育環境で過ごさせてあげたい……。これまで「専業主婦家庭のためのもの」と思われていた「小学校受験」に、共働き家庭が挑むケースが増えているといいます。とはいえ、いわゆる「お受験」は、本当に共働き家庭でもできるものなのでしょうか?

増え続ける小学校受験の志願者 半数以上が共働き家庭

小学校受験は「お受験」などといわれ、専業主婦家庭の親が、わが子につきっきりでお受験準備をするイメージがあるかもしれません。しかし、それはすでに過去の話だと話すのは、中学受験対策研究所及び小学校受験対策研究所を立ち上げ、ウェブサイト「中学受験スタディ」、小学校受験の「お受験じょうほう」を発信するバレクセル代表の野倉学さんです。

「小学校受験の志願者は年々増加傾向にあります。中でも、コロナ下である2020年度入試は、1都3県の志願者数が、私立・国立ともに前年度を大きく上回る結果となりました。それらの受験生のうち、半数以上が共働き家庭の子どもだといわれています」

その理由について、野倉さんは「根底にあるのは、公立小学校の教育への不信感だと思います。20年度は、コロナ下で公立小学校の対応に危機感を持った保護者が、私立などに流れたことが予想されます」と話します。

とはいえ小学校受験は、例えば、人気私立として知られる慶應義塾幼稚舎だと、例年、倍率が10倍以上に上る狭き門。5倍以上という小学校も珍しくはありません。その上、自分で塾に行き、一人でも机に向かえるようになる小学校高学年とは違い、未就学児が主役の小学校受験は、お受験塾にもフルに付き添わなければならず、宿題をさせるにしてもフルサポートが必要。共働き家庭にとっては、お受験準備そのもののハードルが非常に高いのです。もちろん、早期教育に対する懸念や金銭的、時間的な負担などもあるでしょう。

そこで今回は、子育て真っ最中の4人の日経xwoman編集部員が編集会議を開いて、小学校受験の素朴な疑問を洗い出しました。

◇    ◇    ◇

共働き家庭で「お受験」をする理由とは?

編集A(小3と年長児のママ) 最近、共働きでも小学校受験をする人が増えてきた実感があります。私のママ友にも、私立や国立の小学校に子どもを通わせている人がポツポツいるんですよね。

とはいえ、私自身は、未就学時期の早い段階から子どもの人生を、親が決定づけてしまうことに抵抗があるし、正直、小学校受験自体、よく分かっていません。ただ、公立の小学校入学後に私立小学校へ編入できることもあるみたいですし、地元の公立小以外を分からないまま選択肢から外して、後悔することになるのは嫌だなあ、というのが本音です。

編集C(小3、年中児のママ) 同感です。私も、「お受験」という名前からして、どこかでまだ「時間的に余裕のある専業主婦家庭のもの」といったイメージが拭えていません。それだけにむしろ、共働き家庭でわざわざ小学校受験をする人は、何を求めて受験しようと思っているのかが知りたいです。

編集C というのも、コロナ下の公立小学校の対応には疑問があって、一方では、私立小学校の教員をしているママ友から、すぐに授業体制をオンラインにしたなどと聞いて驚いたんです。それ以外にも、職員室をなくして先生が生徒の側で常にサポートできる体制を整えたり、教育以外の社会人経験のある人だけを教員として採用していたりするなど、長女が通っている公立小とは、ずいぶん違うものなのだなあ、と。何というか、教育に理念があるような気がして……。

編集D(中2、小5のママ) 私は、すでに上の子が中学受験を終えていて、下の子も中学受験向けの進学塾に通っています。正直、こんなに中学受験で大変な思いをするくらいなら「小学校受験をさせておけばよかったかも」と少し後悔しています。高学年になると、子どもも反抗期に入りますから……。

まだ親の言うことを素直に聞いてくれていた未就学児のうちに、1~2年頑張って受験を終わらせてしまったほうが、むしろ、ゆったりした小学校時代を過ごせるし、親の負担も少なかったような気がします。

小学校受験にかかる費用のリアルが知りたい

編集C あと、小学校受験にかかる費用も気になります。Bさんは唯一、お受験塾に子どもを通わせたことのある「経験者」ですが、 やっぱり合格するならお受験塾は必須なんでしょうか?

編集B(小1、年中児のママ) 私もよく分からないんですが、むしろ、通わずに私立小学校に合格した人というのを聞いたことがないんですね。人によっては塾を2つ掛け持ちしていたくらいですから。

編集C 2つ掛け持ちとなると、お金はもちろん、時間も相当割くことになりそう……。

編集B 掛け持ちは、正直、フルタイム勤務の共働きにはちょっと現実的ではないような気がします。未就学児のお受験塾って、一部の塾を除いて親の同伴が必須なので、そこが中学受験とは大きく違う点で、共働き家庭でも通える「土日にやっているお受験塾」は枠が少ないので大変です。費用は、いつから塾に通い始めるかなどでも大きく変わってきますが、基本的には、年齢が小さい子のほうが高くなると思うので。コスト面はしっかり押さえた上で、する、しない、できる、できないを判断する必要があると思います。

そもそも、小学校受験はどんな対策をするのか?

編集A そもそも、働きながら受験対策をするのはどのくらい大変なんでしょうね。忙しくても可能なのかを知りたいです。子どもにかかる負担も、有名私立小学校に入学するためには「子どもに段ボール何箱分ものドリルをさせる」なんて話も耳にしますよね。

編集B うちの子はお受験を断念しました。人によっては、テレビや動画共有サイト「ユーチューブ」などを見せて、漫然とした幼児期を過ごすのであれば、受験対策であっても、積極的にお手伝いをさせたり、日常会話の中で学びを提供できたりするほうが、子どもとの時間を密にするし、すごくいい関係を築けると思う人もいるようです。子どもが楽しくやっている場合の話ではあると思いますが。

編集C 子どもが楽しく取り組めるのか、嫌がる場合はどうすればいいのかも気になります。受験勉強では、運動や面接などの対策が必要で、複数の子どもを一緒に過ごさせる行動観察では、子どものコミュニケーション能力や親との日常的な関わりなども厳しくチェックされているとか。小学校受験をするとなると、日常的に、親子時間をどう過ごしていくのかから見直していく必要があるのかもしれませんね。

共働き家庭にお薦めの「志望校選び」のポイントとは?

編集B 小学校受験は、子どもだけでなく親も見られていますし、それだけに、学校選びは慎重に行いたいですよね。昨年度は、コロナ下ということで、受験のやり方もずいぶん変わってきていたみたいなので、それが、共働き家庭にとって追い風なのかどうかも知りたいです。

編集C 名門校かどうかよりも、私は、子どもの将来に役立つ進学状況などの情報が知りたいです。小学校から大学までストレートに進学する、という目的だけではなく、中学受験をするために、より受験に向く環境を求めて、あえて私立の小学校へ行ったりする子もいるみたいで。そういう意味で、受験先の学校の何が魅力なのかはしっかり押さえておきたい。

編集D あと、6年間お弁当持参などだと親の負担があまりにも大きいので、給食があるかないか、アフタースクールが充実している学校か。また、PTAの参加や保護者同士の付き合いなどはどうなのか、共働き視点の学校情報をリサーチできるといいですよね。

(構成 日経xwoman DUAL編集部)

[日経xwoman 2021年9月3日付の掲載記事を基に再構成]

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