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日経ウーマン

転職の面接や社内面談で、また副業の自己PRツールで、取得した資格やスキルをアピールするには……。スキルを「稼ぐ力にする」ための5つのコツをキャリア形成のプロに聞きました。

資格やスキル取得後のキャリアビジョンを明確に

資格やスキルを取得しても、そのままでは「稼ぐ力」にはならないことも……。2021年6月に実施した日経WOMANの調査では、資格やスキルを持つ人の約40%が「仕事に役立っていないと感じている」という結果になった。

「やみくもに勉強するのではなく、合格後のキャリアをプランニングしていないと、せっかく取得したスキルを戦略的に活用できません」とパソナの木之下智恵子さん。キャリアアドバイザーの藤井佐和子さんも「勉強を始める前に、5年後、10年後にどんな仕事をしていたいのかを考えてみるといい。今とは違う職種に就きたいのか、組織のなかで働くのか独立か……。そのために何が必要なのかを見極めて」と話す。

面接や社内面談では、そうしたキャリアプランや、会社の利益にどう貢献できるのかを説明できるかがポイントとなる。「これまで培った経験やヒューマンスキルに、新しいスキルをプラスすることで自分ならではの強みになります」(藤井さん)。

面接や社内面談ではキャリアプランを話す(写真はイメージ=PIXTA)

面接や社内面談ではキャリアプランを話す(写真はイメージ=PIXTA)

資格やスキルを「稼ぐ力にする」5つのコツ

【コツ1】合格の先のビジョンは? キャリアを「ストーリー化」する

資格やスキルを取得したら、転職の面接や社内面談でアピールを。その際、「なぜ取得したのか、どうやって生かそうとしているのか、過去の経験と一緒に自分のキャリアを『ストーリー化』して説明を」(木之下さん)。

【コツ2】これまでのキャリアや他の資格と「掛け算」でアピール

「資格やスキルは『掛け算』することで、自分だけのアピールポイントになる」(藤井さん)。今のキャリアの延長にある資格で専門性を極めたり、語学力やITスキルをプラスしたりすれば、仕事の幅が広がるはず。

【コツ3】自分のスキルが「どうお金を生むか」を面接で説明

「企業が欲しいのは、利益につながる人材。その企業が利益を生む仕組みを理解し、そこに自分がどう貢献できるのかを考えて」(藤井さん)。自分を一方的に売り込むのではなく、ニーズに合わせることが大切だ。

【コツ4】自己PRのツールは客観的視点でつくり込む

自己紹介文やPR動画を制作する際に大切なのが、客観的視点。「自分だったらこの人にお金を払うだろうかと考えてみて」(藤井さん)。「ポイントを箇条書きにするなど、読んでもらえる工夫を」(木之下さん)。

【コツ5】勉強した知識を会話に入れ「評価」につなげる

資格やスキルを習得する過程で身に付けた知識は、使ってこそ価値が出る。上司や取引先との会話やプレゼンで使えば、話の説得力が増し、評価にもつながる。その結果、仕事の満足度もアップすることに。

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