はぁ?「女性は運転下手」って? さらば古臭い「駄言」

日経xwoman

2021/11/1
この女性が好きなのは「特撮ヒーロー」。自分が好きなだけなのに、いつも周りからは「彼氏の影響?」と聞かれてうんざりすると言います
日経 X woman

『早く絶版になってほしい #駄言辞典』(以後、『#駄言辞典』)。ジェンダーにまつわるステレオタイプから生まれる「駄言」をエピソードとともに400以上紹介している本書から、駄言の実例とその駄言を生んでいる背景の分析を紹介します。今回のテーマは「女性らしさ」に関する駄言とその要因「その2」です。

「ヘェ…それ彼氏の影響?」

「女らしさ」は行動規範のみならず、趣味の選択や好みにも大きく影響します。例えば、出産祝いを用意するとき、生まれた赤ちゃんが女の子なら、無意識にピンク色の品物を選びがちです。また、女の子の遊びといえば、人形遊びやおままごと。ヒーローごっこやボール遊びは男の子の遊びというイメージを持ってしまう人が多いのではないでしょうか。そして、ランドセルの人気色といえば、女子はピンクや紫、赤、男子は黒、紺、青だと想像がつき、実際にそれらが上位にランクインしています。

親がどんなに固定観念にとらわれずに子どもを育てようとしても、保育園・幼稚園や学校に通ったり、テレビ・ウェブ・本などから情報を取り入れたりする中で、子どもも親も、知らないうちに影響を受けてしまうのです。

上のイラストは、ある女性がツイッター経由で投稿した駄言を基に作成したもの。この女性が好きなのは「特撮ヒーロー」。それを人に言うたびに、「それって男性の趣味だよね。彼氏の影響?」と、決めつけられてばかりだそう。女性にだって、釣りやドライブ、筋トレなど、これまでは男性向けとされがちだった趣味を好む人はたくさんいます。性別などによるイメージにとらわれず、自分の好きなものを「これが好き」と言える社会になることを祈ります。

早く絶版になってほしい #駄言辞典

著者 : 日経xwoman
出版 : 日経BP
価格 : 1,540 円(税込み)


駄言の実例「女医」

■【「女性らしさ」に関する駄言~その2~】
書籍『#駄言辞典』にも掲載されている、公募で集まった「駄言」の一部を紹介します。以下、太字部分が駄言です。応募時に寄せられたコメントや投稿先も併せて掲載します。
「彼氏の影響?」
特撮ヒーローが好きだと言うと言われる。その架空の「彼氏」はどこから出てきたんだ?? 私「が」好きなんだよ。普通に「何がきっかけで好きになったの?」って聞いてほしい。人生行き詰まってたときに「仮面ライダー鎧武」見て救われたからだよってちゃんと答えるから。(ツイッターより)
「やっぱり服はピンクじゃないと」
娘が生まれたときに言われた。何色着てもいいよね?(ツイッターより)
「え、女なのにスター・ウォーズ好きとか無理。きもっ!うわー完全に引いたわ。今日もう俺帰っていい?」
デート中に好きな映画の話になり、スター・ウォーズが好きだと言うので自分もだと伝えたときの相手の反応。なぜ女だとダメなのか聞いたら「男の映画だから、男はいいんだよ!」と。(ツイッターより)
「女は運転下手だから」
これ言った男性より狭い道路の地元で培った運転技術はよほど高いし、なんなら縦列駐車で勝負すっか? あとな、運転技術は性別関係ない、経験とセンスじゃ!(ツイッターより)
「女のくせに生意気な」 
これって普段から女は格下と思ってるから出る言葉。(ツイッターより)
「女性○○」
女性だけ性別を冠して呼ばれてるこの謎ミソジニー文化滅びてほしい。もちろん逆パターンも滅びろ。大学教授にそう言ったら「言葉の多様性だ! 多様性を認めないのか!」と反論されたのには頭を抱えた。(ツイッターより)
「女医」 (ツイッターより)
「美人すぎる○○」
「かわいすぎる○○」
(ツイッターより)
「○○女子」 (ツイッターより)
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駄言の実例「女子は数学が苦手」