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コロナで仕事減 オンラインイベントの開催テコに転職

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転職成功例を紹介する「私の転職ストーリー」。20~30代の女性たちは、一体どんな理由で転職を決意し、どのように転職活動を乗り切ったのでしょうか。今回登場するのは、フィットネスクラブなどの会員管理・予約・決済システムを提供するITベンチャー、hacomono(ハコモノ、東京・豊島)に転職した工藤佳奈江さん。コロナ禍で仕事がなくなるピンチをチャンスに変えて転職を成功させる秘訣を聞きました。

工藤さんの転職歴

フィットネス業界の専門誌を発行している会社で、月刊誌の広告営業と編集をしていた工藤佳奈江さん。彼女自身も体を動かすことが好きだったため、やりがいを感じながら充実した日々を送っていましたが、コロナ禍でフィットネス業界が打撃を受けたことで転機が訪れました。

【前職】
◆業界…広告出版/フィットネス業界
◆職種…営業/編集
◆仕事…フィットネスクラブのインストラクターやトレーナー向け月刊誌の広告営業および編集業務。オンラインイベント企画など。
【現職】
◆業界…IT/フィットネス業界
◆職種…マーケティング/広報PR
◆仕事…フィットネス業界向けのイベントやセミナーなどの企画・運営、展示会などのマーケティング施策。広報・PR活動など。
【転職活動期間】
◆2020年7月~8月
【転職方法】
◆企業への直接応募

コロナ禍で仕事がなくなり…窮地を脱するためにとった行動は?

「前職での主な営業先は、フィットネスクラブやスポーツジムなどでした。そのため2020年の年明け以降にコロナの感染拡大が始まると、営業先の7~8割が広告出稿を控えるようになり、私が携わっていた月刊誌も2~3カ月は休刊。一時的に仕事がなくなる状態になりました」

さらに、2020年の4月7日には東京、神奈川、埼玉、千葉、大阪、兵庫、福岡の7都府県に緊急事態宣言が発令され、スポーツジムなどの各店舗が休業。広告の再開が見込めないと判断した会社は、広告費以外の収入源を確保するために、フィットネスクラブに通えない一般客向けのオンラインイベントを立ち上げる方針を固めました。

「私は新卒入社した会社が総合フィットネスクラブで、そこで6年ほど店舗運営などに携わっていました。フィットネスクラブの店舗運営経験があり、広告営業や編集の仕事を通じてインストラクターたちともつながりを持っていたので、私がオンラインイベントの企画運営を任されることになったんです」

コロナ禍という予想もしていなかった事態と、それに伴う急な仕事の方向転換に、「戸惑いはありました」という工藤さん。

「でも、『やるしかない』という気持ちのほうが大きかったです。コロナ禍で仕事を失ったフリーランスのインストラクターたちを知っていたので、オンラインイベントをすることで、少しでも役に立てればと思いました。

また、業界誌を発行しているメディアとしても、フィットネス業界の働く環境をよりよい方向に整えていくことの重要性も感じていました。だから当時は、戸惑いよりも『このままじゃいけない』という思いのほうが強かったんです」

業界でいち早くオンラインイベントを開催

オンラインイベントのノウハウを持っていたわけではありませんが、工藤さんはイベントの内容や講師として登場するインストラクター、使用するオンラインツールなどを同時進行で決定していったと言います。

「ゴールデンウイーク前までの開催を目指していたので、準備期間は約1カ月。集客できないとイベント自体が成立しないので、これまでのコネクションを最大限に活用し、人気インストラクターたちを集めてヨガやダンス、エアロビクスなどの1dayレッスンを実施することにしました」

講師選定や外部交渉に関しては1人で進めていたそうですが、「なるべく他の人を巻き込むことは意識していました」と工藤さん。

「例えば、分からないことは社内チャットで気軽に聞いてみたり、イベントに関する下調べは同僚にお願いしてみたり。仕事でつながりのある社外のフィットネスクラブ関係者にも、メールなどで『最近の様子はどうですか?』と、短くライトな言葉で近況確認をして、企画の参考にしていました」

ビデオ会議システム「Zoom(ズーム)」を使った配信作業に関しても、1人では手が回らないので、他の社員に声をかけてサポートしてもらったと言います。

「当時は、1週間のうち2日くらいテレワークをしていたのですが、テレワークだと自分から声をかけないと情報が集まらないし、1人で悩んでいても誰も気づいてくれません。これまで以上に、人のサポートを得ながら仕事を進めていく『巻き込み力』と『推進力』が重要になっていくと感じました」

コロナ禍によるオンライン化で転職を決意

そして周囲の協力を得ながら急ピッチで準備を進めたイベントは、4月末に見事成功。想像以上の反響があったことで、オンラインレッスンをレギュラー化して提供することも決まりました。また、業界内でいち早くオンラインレッスンを開始したことで、他社にそのノウハウを提供するセミナーを開催するまでになったと言います。

しかし、このとき彼女の中には、「転職」という選択肢が浮かんだそうです。

「コロナの影響で仕事の内容も働き方も急激に変わり、緊急事態宣言が解除されても企業の広告出稿は元に戻らないままだったので、この先も業界専門誌の広告営業や編集に携わっていくイメージが湧かなくなりました。そのため、当時の会社に居続けるよりも、今後はオンラインを軸としたフィットネス関連のサービスや、システムを提供する企業に所属し、非対面・非接触がベースの店舗運営に貢献していきたいと思うようになりました」

業界歴が長いからこそ、あえて選んだ直接応募

転職を決意した工藤さんは、2020年7月から活動を開始。転職エージェントなどは利用せず、企業の公式ホームページなどで採用情報をチェックし、直接応募する方法を選びました。

「フィットネス業界歴が長いので、業界のだいたいの企業数や、それぞれの会社の事業内容は把握していました。また、過去に転職を経験したこともあり、エージェント経由で紹介してもらえるフィットネス業界の案件が少ないことも分かっていたので、だったら自分が行きたい企業に直接応募しようと思ったんです」

応募する企業の軸は、フィットネス業界の経験を生かせるオンラインサービスを提供しているIT関連企業であることと、新しい事業にチャレンジしている企業であること、テレワークが可能な企業であることの3つ。

「仕事を通じて成長したいという思いが強いので、これから事業を拡大していくベンチャーで働きたいと考えていました。また、移住が目的で転職活動をしていたわけではないのですが、私は生まれも育ちも東京で、だからこそ地方で暮らすことに憧れがあったので、テレワークが可能な企業であれば、移住のチャンスもあるだろうと思ったんです」

テレワークで求められる力とは?

工藤さんが今回の転職活動で応募したのは、合計4社。そのうち3社は面接に進み、8月中に2社内定を獲得。面接では、テレワークだからこそ必要な力をアピールしたと言います。

「テレワークでは、出社時と同様の生産性を維持することや、コミュニケーション不足に陥らないよう、メンバーとの連携が重要だと思いました。そのため、面接ではオンラインイベントを開催したときにも発揮した『巻き込み力』と『推進力』をアピール。自分の言葉で面接官と話すことも大切だと思ったため、想定質問に対する回答を自分で用意し、本番で自信を持って話せるように練習もしました」

内定を獲得した2社のうち、転職先である現在の会社――hacomonoで働くことを決めたのは、完全テレワークで働けて、かつ、今後の成長が期待できる事業だと感じたから。「操作性とデザイン性を兼ね備えたシステムを提供していて、そのブランディング力の高さに魅力を感じていたので、入社を決めました」

こうして2020年11月にhacomonoに入社しました。

※つづきは以下から。※NIKKEI STYLEから他のサイトに飛びます。
北海道移住×テレワーク 働き方の自由を実現した32歳

(取材・文 青野梢=日経xwoman doors、写真 本人提供、鈴木愛子=取材時写真)

[日経xwoman 2021年9月28日付の掲載記事を基に再構成]

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