転職、私たちの正解 3人の女性の成功ヒストリー

キャリアチェンジ成功のための方法とは?(写真はイメージ=PIXTA)
日経ウーマン

人生100年時代、今や、一生同じ仕事を続ける人のほうが少ないのかもしれません。ただ、キャリアチェンジをしたくてもコロナ禍のなか、具体的な一歩をどう踏み出せばいいのか、迷うことも多いのではないでしょうか。一足先に「自分らしい働き方」へのシフトに成功した人たちから、ヒントと勇気をもらいましょう!

【ケース1】関心のあるテーマに関わり続け副業先から声

内藤日香里さん(31歳・千葉県在住)。夫と子どもの3人暮らし

学生時代から国際協力活動をしていた内藤日香里さん。NPO団体などに就職を希望していたが求人が少なく、公務員として働き始めた。しかし熱意は衰えず、プロボノとしてエシカルファッションの広報業務をサポート。その後、公務員の昇進試験を前に退職を決意、企業の脱炭素に関わるコンサルティング会社を経て、前職のPR会社に転職した。

毎日、充実していたが、多忙なあまり、働き方に疑問を抱くように。その頃、現職の会社がサステナブル関連メディアのライターを募集していると知り、副業として関わり始めた。同社のPR部門立ち上げを機に、声が掛かって正社員として転職に成功。

「社員4人ほどの会社で、在宅でも仕事ができる。さらに、年収も前職に比べて150万円アップしました。関心のある分野への興味を絶やさず、プロボノや副業で行動を起こしたことで、道が開けました」。

<利用した求人サイト>JICAの「PARTNER」、NPO法人ETIC.の「DRIVEキャリア」
「国際協力」に特化した求人サイトを活用。「『Wantedly』で興味のある企業も探していました」。
<エントリー企業数>4社(NPO3団体、ソーシャルベンチャー1社)
国際協力んじょNPOなどに応募。第1志望の面接に落ちた折は気持ちの切り替えに時間を要した。
<活動期間>副業を始めて6カ月後に声が掛かった
副業として現在の職場でライターとして働き始めた6カ月後、PR事業立ち上げで声が掛かった。
【転職成功の秘訣1】
国際協力、エシカルなど関心事にプロボノや副業で関わってきた

学生時代は東ティモールのフェアトレード活動、社会人になってからはプロボノとしてエシカルな製品作りを行う企業のさまざまな業務を手伝うなど、本業以外でも、興味のある分野に関わることを諦めなかった。

9年間プロボノで携わる、エシカルバッグ&PCケース

エチオピアの羊革を使ったアンドゥアメットの製品

「代表者の思いやものづくりに対する情熱に感銘を受け、プロボノを継続中です」。

【転職成功の秘訣2】
サステナビリティーへの関心の高さと意欲を買われた

副業のライターとして現在の職場で働いていたときから、各企業のサステナビリティーへの取り組み、エシカルな結婚式などを意欲的に取材。それが社長の目に留まり、転職に成功。今後は経営面にも関わる予定。

1週間に1冊のペースで関心のあるテーマの本を読む

『わたしたちのウェルビーイングをつくりあうために』(ビー・エヌ・エヌ新社)、『データでわかる2030年 地球のすがた』(日本経済新聞出版)

国際情勢が目まぐるしく変わるため、日々のインプットは必要不可欠。「少しでも時間を見つけて読みます」。

【モチベーションUPのコツ】
いつかは国際協力の職場で働きたい気持ちを大切に

いずれは国際協力のNPOで広報業務に携わりたい。「コロナ禍で本業がフルリモート&臨機応変な働き方ができるようになった今、副業として週1回でも社外ボランティアができたら」。

『職業は武装解除』(朝日新聞出版)、『危機の現場に立つ』(講談社)、『途上国の人々との話し方』(みずのわ出版)

実際に国際協力の現場で働いている人たちの著書から、日々刺激を受けている。

【転職活動お助けGOODS】

転職活動時の心の機微を記録した「10年メモ」

面接まで進んだ団体から不採用になるなど、気持ちが落ち込んだことも。「不安な感情を吐き出したり、自分を励ます言葉をつづったりして乗り切りました」。

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【ケース2】地元アナウンサーから企業の経営支援の道