日経ウーマン

【ケース3】3度目の転職活動で30代・異業種への転職に成功

岩見果歩さん(31歳)。ひとり暮らし

「東京で働きたい」「発信する仕事がしたい」と思いつつ、関西圏の予備校、関東圏の高校で働いていた岩見果歩さん。ただ、転職願望は消えず、まずは実績をつくるために読者モデルやブロガー活動などを開始。27歳の頃に広報職などに応募したが、転職エージェントから「今の年齢で他業種・未経験の仕事は厳しい」と言われ、断念した。

その後、コロナ禍や人手不足などで前職が忙しくなり、残業続きに。心身が休まらないことから転職活動を再開した。2020年6月にはリフォーム会社から内定をもらったが、辞退。

数カ月後、思いを新たに転職活動を再々開し、21年1月にコスメの販売促進を行う現職に内定した。ブロガー活動やHP作成の知識があったことが、採用の決め手となった。「年収は前職より多少下がりましたが、やりたい仕事ができて最高です! 自社ブランドの知名度を上げていきたいです」。

<利用した求人サイト>リクナビNEXT、女の転職@type
案件によっては複数の小規模エージェントも利用した。現職はリクナビNEXTで見つけて、応募。
<エントリー企業数>約50社
登録するだけの「簡単応募」は50社以上。実際に10社ほどは面接まで進み、自信がついた。
<活動期間>3カ月
2020年末、内定がない状態で前職に退職の意思を伝え、21年1月に現職から内定を獲得。
【転職成功の秘訣1】
過去の転職活動から学んだ「他責思考」の改善

27歳頃にも転職活動をし、何十社と応募したが、惨敗続きだった。エージェントから、「今の仕事がイヤだから」という他責思考では受からないと言われ、反省。「職場や業務内容のせいにするのではなく、仕事を通じて自分がどう成長したいのか志望動機を考え直しました」。

学校・事務からコスメの販促仕事へ
【転職成功の秘訣2】
あえて退路を断ち、期限を決めて活動した

2020年の12月、前職の上司に「21年の3月で辞めます」と宣言。「土曜日出勤と残業続きの毎日で、時間を浪費している気がして。やっぱりやりたい仕事に就こうと、思い切りました」。

【転職成功の秘訣3】
異業種への挑戦に備えて、資格取得やブロガー活動で実績をつくった

未経験からの異業種転職は、知識が必要だと思い、日本化粧品検定1級、コスメコンシェルジュを取得。女性誌の読者モデル兼専属ブロガーとなり、年間PV数で2位を獲得! 独学でHTMLの知識も身に付けた。

女性誌のブログライター兼読者モデルを続けていた。当時から付き合いのある編集者に、今は自社の商品をPRでき、活動してきたことが実を結んでいる
【モチベーションUPのコツ】
面接ついでのランチが励みに!

面接では遠方の会社まで赴くことが多く、その近くにおいしいランチがないかをリサーチして食べることが、転職活動中の息抜きに。

【転職活動お助けGOODS】

コスメ関連検定のテキストと認定証

読者モデル時代、ビューティー班に選ばれ、自分でも本格的に勉強を開始。日本化粧品検定1級とコスメコンシェルジュを取得したことが、現職の面接で強みに。

(取材・文 三浦香代子)

[日経ウーマン 2021年11月号の記事を再構成]