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蚊・ブユ・ハチ・ドクガ 虫刺されのタイプ別対策

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NIKKEI STYLE

海や山への行楽シーズンが真っ盛り。一方で人を刺す虫(節足動物)がたくさん出現する時期でもある。せっかくの楽しい時間を台無しにしないためにも、虫刺されの症状と虫の習性を詳しく知ろう。

虫刺されには大きく3タイプがある。まずは蚊やブユのような「血を吸う」タイプ。次にハチやムカデのような「毒液注入」タイプ。そして毛虫の有毒毛や体液などが「接触」することで肌に炎症を起こすタイプだ。

蚊やブユは血を吸う際に血液を凝固させない唾液成分を注入する。「唾液成分に刺激性はないので刺されたことに気付きにくい。注入後に体内で起きるアレルギー反応で腫れやかゆみが生じる」と解説するのは、アリオ北砂皮フ科・アレルギー科の八十島緑院長。

アレルギー反応なので体質や年齢によってすぐに症状(腫れ、かゆみ)が現れることがある一方、数時間~数日経過してから症状が出る遅延性の反応を示すことも珍しくない。「やってはいけないのは患部を強く掻くこと。その部位に細菌が感染して二次的な症状につながる」(八十島院長)

軽い症状なら市販の虫刺され薬を塗れば治る。しかし、症状が長引く場合は、跡を残さないためにも早めに病院へ。特に夏のレジャーで出かける高原や渓流などに多いブユの場合、蚊よりも激しい腫れとかゆみを引き起こし、市販薬では効かない場合が多い。皮フ科などでステロイド系軟こうを処方してもらうのが得策だ。八十島院長によると「軟膏は擦り込んだり、塗り広げるのではなく、患部に薬剤を置くようなイメージで肌への刺激を最小限に優しく塗る」のが効果的。

蚊やブユが生きるために積極的に人を刺すのに対して、ハチの場合は「やむをえず」刺す。玉川大学農学部の小野正人教授によると「古来よりハチの幼虫はクマや人に食べられてきた。ハチが人を刺す理由は、巣の中の幼虫やサナギなどを捕食者から守ること」にあるという。

スズメバチやアシナガバチに刺されると、痛みだけでなく、毒液に含まれる成分が抗原となったアレルギー反応(アナフィラキシーショック)を起こす場合もある。呼吸困難や血圧低下、意識を失うなどの症状が現れたら、大至急病院へ。特に一度刺されたことがある人は要注意だ。

まず絶対に巣には近寄らないこと。ただ、知らないうちに巣に近づいてしまうこともありうる。そんな場合は「慌てずに来た方向にゆっくりと後退するとやがてハチは警戒を解く。手で振り払うとハチはますます興奮し、攻撃が激しくなるので絶対にやらないように」(小野教授)。

ハチには黒くて動くものを攻撃する習性が見られるそうだ。「諸説あるが人の頭部や瞳、クマの鼻など、捕食者の弱点を狙っている可能性がある」(小野教授)。白っぽい帽子や明るい色の衣服はハチに刺されるリスクが減らせる。化粧品や整髪料などの香料成分に寄ってくる習性もあるので注意したい。

「接触」タイプの被害で近年多いのはチャドクガ。八十島院長のクリニックにも毎年5月ぐらいから激しい炎症を起こした患者が多く訪れるという。この季節に庭木や公園の植栽に多いツバキやサザンカの葉に幼虫(毛虫)が発生するためだ。

細かい有毒毛は直接触れるだけでなく、風に乗って肌に付着するだけで炎症が生じてしまうので厄介だ。発症直後にまず「粘着テープなどで患部付近の有毒毛を除去し、流水と石けんでしっかり洗う」ことを八十島院長は勧める。市販の虫刺され薬は効かない場合があるので、速やかに皮フ科を受診するのがよいだろう。

(ライター 大谷 新)

[NIKKEI プラス1 2022年7月2日付]

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