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広がる家庭ゴミ有料化 「捨てる」コストを抑えるには

無駄をなくそう 節約生活のススメ

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NIKKEI STYLE

日々生活をしている中で、ゴミを1つも出さないというのは、ほぼ不可能に近いことでしょう。

ゴミの種類や分別の仕方は、自治体によって異なり、何が有料で何が無料かといったルールも様々です。ただし、全国を見渡しますと、ゴミの収集を有料化する地域が増えてきているようです。

そこで今回は、ゴミの処理代を節約する方法をご紹介します。

燃やせる家庭ゴミ、有料化する自治体が増加

前述の通り、自治体によってゴミの分別や処理にかかる料金は異なります。ただ、大きく分類すると以下のようにグループ分けできます(ピアノやタイヤなど自治体の処理施設で受け付けていない不用品を除く)。

A)燃やせるゴミ・燃やせないゴミ(B~Dに該当する不燃のものを除く)

B)粗大ゴミ

C)ペットボトル・瓶・缶・プラスチック・古紙・布類

D)家電リサイクル法対象品や家庭用パソコン

この中でBの「粗大ゴミ」は回収券(自治体により数百円~1000円程度)を購入し、それを貼って収集日に指定された場所に出しておくという地域が多くなっています。

Cは資源ゴミとなりリサイクル目的とされるもので、無料で回収してくれる地域が多いようです。

Dに挙げたなかで、「家電リサイクル法対象品」とは、文字通り法で定められていてリサイクル料金と引き取り依頼の場合は収集・運搬料金がかかるものです。具体的にはエアコン、テレビ(ブラウン管、液晶・プラズマ)、冷蔵庫・冷凍庫、洗濯機・衣類乾燥機になります。一方、家庭の使用済みパソコンも資源有効利用促進法に基づき、メーカーによる回収・リサイクルの仕組みがあります。なお、2013年の小型家電リサイクル法施行後、一部の自治体や家電量販店でパソコンや小型家電を回収している例もあります。処分にあたっては、お住まいの地域の情報を確認なさってみてください。

実は、これらのなかで自治体によって有料か無料か大きく分かれているのが、Aの「燃やせるゴミ・燃やせないゴミ」です。有料の場合は、自治体指定のゴミ袋を購入するなどして料金を支払うといった例がみられます。

その場合、ゴミ袋が45リットルサイズで1枚10円の自治体もあれば、80円する自治体もあります。家族の人数によって出るゴミの量は違いますが、仮に1回のゴミ収集に45リットルサイズの袋で2枚分のゴミを出し、週に2回収集があったとすると月に出すゴミの量は16枚分。指定ゴミ袋の値段が45リットルサイズ1枚で50円として計算すると、毎月ゴミを捨てるのに800円かかることに。映画見放題のサブスクリプションのサービスを契約できそうな金額となります。

燃やせるゴミの収集を有料化する自治体は年々増えており、今は無料の地域でもそう遠くない日に有料となるかもしれません。環境にもお財布にもやさしい、ゴミ減らしにつながる分別の習慣を今から家族でつけておくことが大切といえそうです。

では実際にはどのようにして、ゴミを少なくしていけばよいでしょうか。

燃やせるゴミは総量を減らす

まず燃やせるゴミは、とにかくゴミの総量を減らすことを目指します。先ほどお伝えしたように、資源ゴミは、燃やせるゴミが有料回収の自治体でも無料で回収というケースが多いです。だから、ゴミの総量を減らす際は、しっかりと資源ゴミを分別していくことが必要になります。

紙類で個人情報が書かれているなどの問題もなく出せるものは、古紙の収集日に出すようにしましょう。新聞や雑誌などまとめやすいもの以外の細かい紙類は、家の中のどこかに紙袋を設置し、そこに入れて保管していく習慣をつけるとよいでしょう。

家庭から出るゴミとして、意外に多いのがプラスチックゴミです。リサイクルの「プラ」マークがついているものもあります。もっとも、衣料用洗剤やシャンプーの詰め替え用の袋など洗う必要があるものが多く、その作業自体がおっくうになりがち。このため、プラスチックゴミは「洗って、乾かして、まとめる」という工程をやりやすいように、家のなかで準備しておきます。たとえば、キッチンの流しの横にプラゴミを乾かすときに仮置きできるよう、100円ショップのコップスタンドなどを用意しておくといいかもしれません。

実は、分別以外にも燃やせるゴミを減らす方法があります。食材の食べられる部分は全て食べる、というのがそれです。今までゴミとして捨てていた野菜の皮も、調理法を変えれば食べられるものがたくさんあります。

それでもどうしても出てしまう生ゴミは、家庭菜園をやっている人であれば、生ゴミを堆肥に変える装置「コンポスト」を使って、肥料にするのもいいでしょう。最近は容器も小さくなり、臭いがしにくいように抑える処理をしたコンポストもあります。

買い物のときから捨てるコストや手間を意識

100円ショップの増加などもあり、さほど出費を気にせずにモノが買えるようになりました。その分、収納用品や小物類などを気軽に増やしがちです。けれど、買う際は「捨てるときにお金がかかる場合もある」ということを思い出すようにしましょう。本当に必要かどうか考えてから買う習慣をつければ、不要な買い物を減らせて節約にもつながり、ゴミとなるものを減らすこともできます。

一方、粗大ゴミとして費用をかけて出すようなものは、「自分でハサミを使ってカットする」など普通の燃やせるゴミなどの収集日に出せるように、不要になったら小さくしてみるのも一つの手です。できれば、今後はモノを購入する時点で、将来不要になったときに分解しやすいような構造のもの、あるいはハサミで容易にカットできるなど小さくしやすいものを選ぶようにしたいものです。そうすれば、先々の粗大ゴミを減らすことにつながるからです。

売ったり譲ったりで不用品をゴミにしない

自分にとっては不要でも、まだ使えるものであれば、売ったり譲ったりすることでゴミにせずに済むこともあります。インターネットが普及した今、個人売買や不用品買い取りも簡単に利用できるようになりました。

インターネット、特にスマートフォン(スマホ)を使って売買できるフリーマーケットは年々利用者も増加しています。自分が要らないと思ったものでも、欲しいと思ってくれる人がいるかもしれません。

ただし、そこで注意したいのが値付けです。出品するのは、ご自身にとっても「捨てるとお金がかかるからフリマで売る」といった位置づけのものです。従って、いくらにするかは、ご自分が購入したときの金額から考えるのではなく、「不要なものを引き取ってもらう」くらいの気持ちで価格を設定するのがちょうどよいでしょう。子ども服などは大人と違って成長が早い分、わが子には不要になっても必要とする人は一定数います。サイズごとに複数枚をまとめて売るようにすれば、出品の手間を省くこともできます。

ネットフリマに関しては、慣れれば出品から発送まで時間をかけずにサっとできるようになります。以前の記事「在宅時の今だから 不用品はフリマで売ってお小遣いに」を参考にしてみてください。

ネットを通じた宅配買い取りのサービスを利用する

インターネットが普及した今は、家にいながらにして買い取りを依頼することもできます。古本の処分で利用したことがある人も多いかもしれません。

このサービスの多くは、インターネットで申し込む→梱包資材が送られてくる(自分で用意するのも可)→買い取りしてほしいものを詰め込む→宅配業者に出す→査定金額がメールで来る→OKならば数日以内に振り込みといった流れになっています。

先ほど述べたように本やCDなどは当たり前。このほかにも、様々な買い取り分野があるので「買い取りしてほしいモノ+買取」で検索するとよいでしょう。

最近は、買い取り依頼をする前に、ブランド名や商品の状態などを入力してスマホで売りたいものの写真を業者側に送れば見積もりをとれるサービスも。「まずはいくらぐらいで売れるか知ってから処分の仕方を考えたい」という場合は、そうした形での査定を利用してもいいかもしれません。

1つ注意したいのが、買い取りにまつわるトラブルです。訪問買い取りで、電話などで接触してきた業者が来訪し、貴金属などを強引に買い取っていくといった相談が自治体の消費生活センターに寄せられています。そうした情報も含め、不用品の売買では適正な業者かどうか、しっかり見極めたいものです。

おいしいものを食べるのにお金をかけるのはうれしいですが、要らないものを捨てるのにお金をかけるのはもったいないですよね。少し手間はかかりますが、不要なものを売ることはゴミを減らして環境にやさしいメリットも。ゴミそのものの削減と合わせて、楽しみながらゴミ処理代を節約してみませんか?

矢野 きくの(やの・きくの)
家事アドバイザー・節約アドバイザー。明治大学卒。女性専門のキャリアコンサルタントを経て現職に。家事の効率化、家庭の省エネなどを専門にテレビ、雑誌、講演などで活動。著書:「シンプルライフの節約リスト」(講談社)他 オフィシャルサイト https://yanokikuno.jp

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