2021/11/19

朝キャリメンバーの「決める」を紹介

筆者が主宰する「攻めの朝活」コミュニティー「朝キャリ」メンバーがどのように自分の傾向を分析し、マイルールを設定しているかを紹介します。

営業職の山田昌子さん(仮名)は、気が張るとイライラする傾向があると自覚しており、そんなときは次の方法でイライラを解消しているそうです。

1. モーニングページを書く

2. 休日の早朝ランニングで、頭の中を空っぽの状態にする

「モーニングページ」とは、ジュリア・キャメロン著『新版 ずっとやりたかったことを、やりなさい。』(サンマーク出版)で紹介されている手法で、「朝の時間に1日3ページだけ、頭の中の思い浮かんだ言葉をそのままノートに書く」というものです。書く内容は何でもOKですので、すべての思考を吐き出すイメージで書いていきます。

サロンを経営している照内誠子さんは、以前は、目の前の「やらなければいけない」用事に追われ気を張って疲れ果てていたそうです。特に子供のことに関して、急な通院などで時間がかかった時は、達成感もなくひたすらぐったりしていました。

そこで、現在は自分の役割(妻、母、セラピスト、サロンオーナー)ごとに、それぞれのゴールを1週間単位で毎週設定することにしました。これにより、仕事としてやるべきことと、仕事ではなくやりたいことも明確に区分できるようになりました。その結果、子育てに関するタスクは、「やらなければいけないこと」ではなく「やりたいこと」として捉えることができるようになり、気持ちも落ち着いたそうです。

週ごとのタスク設定や進捗管理にも朝活

朝活は決断力や取捨選択力を向上させるだけでなく、ご自身のタスクの進捗管理にも有効です。たとえば、その週の役割ごとのタスクは、月曜日の朝に「仕込み」として設定します。そして毎朝、その週のゴールに向けて日々やるべきタスクを設定していきます。1週間単位の進捗状況も明確になることで、緊急でないけれど重要な「種まき」もこなすことができます。照内さんの場合は充実感で気持ちもおだやかになったそうです。「今は忙しい日ほど早く起きたいと思うし、夜も早く寝たくて仕方ない感じです」と語ってくれました。

ベンチャー企業で顧客対応をしている品川美穂さんは、気が張っているときは、だいたい外からのプレッシャーを感じているときだと自己分析しています。

誰にも邪魔されない朝時間を心穏やかにスタートすると、その日は心の準備やゆとりができるといいます。そこで毎朝3分間は瞑想(めいそう)することをルーティン化することで、プレッシャーがあっても落ち着いて臨むことができるようになったそうです。

また、月曜日の朝はどうしても気持ちに余裕を持てないのがわかったので、休日ではありますが、日曜日の朝にゆっくり一週間を振り返る時間を設けるようにしたそうです。そこで翌週以降のスケジュールを立てて、優先順位が高いことに取り組む枠を決めます。その際、予定通りできない可能性を最初から想定して、予備日の枠も決めておくことで、気持ちの焦りを落ち着かせることができました。予定通りにこなせた日は花丸をつけていきます。設定していた予備日をタスクに使わずに済んだときは、心からやりたいと思えることをする時間として使っているそうです。

そこで今回のまとめとなるキーワードです。まずは「取捨選択」。それにはタスクを量ではなく質で見て判断することを忘れないようにしましょう。2つ目が「自分のクセを知る」ということ。特に、どんなときに気持ちが落ち着かなくなるのか、その傾向を理解するようにしましょう。最後に「マイルールをつくること」。これは2つ目のキーワードと関連しています。よくご自身を理解したうえで、転ばぬ先の杖(つえ)ともなる「こんなときは、こうする」を見定めておくことです。そして一連のことを実践していくのに、力を貸してくれるのが朝活であることも忘れないでください。

以上のような3つのポイントを押さえることで、「あれもこれも」で何も進まない……という悩みからは解放されますよ。ぜひ試してみてください!

池田千恵
朝6時 代表取締役。国家資格キャリアコンサルタント。慶応義塾大学卒業。外食企業、外資系企業を経て現職。企業の働き方改革、生産性向上の仕組みを構築しているほか、個人に向けては朝活で今後の人生戦略を立てるコミュニティー「朝キャリ」(https://ikedachie.com/course/salon/)を主宰。12年連続プロデュースの「朝活手帳」など著書多数。