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騎士vs武士、甲冑まといバトル 新格闘技上陸

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NIKKEI STYLE

 甲冑(かっちゅう)に身を包んだ騎士と武士の戦いが、新たな格闘技として現代によみがえった。可能な限り忠実に再現した防具を装備し、厳格な安全基準の競技用武器を用いる「アーマードバトル」が日本で始動し、第1回大会を開催。西洋剣と日本刀の時空を超えた対決が実現した。
騎士と武士が対決。新格闘技「アーマードバトル」、日本で始動

騎士と武士が対決。新格闘技「アーマードバトル」、日本で始動

戦国武将を思わせる鎧(よろい)、兜(かぶと)をまとった武士が上段の構えから刀をふりおろし、14~15世紀の西洋風の騎士は盾で攻撃を防ぎながら剣で反撃する――。23日、東京・渋谷のイベントホールでの初の公式戦には8人の選手が参加し、個人戦と団体戦で優勝を争った。

大会は西洋剣術の教室を運営するティンタジェル(東京・豊島)が中心となり、15カ国が参加する5月の世界大会(スペイン)を見据えて開催した。中世の騎士の甲冑を再現して剣術を楽しむ愛好家が各国から集まり、5年ほど前から欧州で世界大会が開かれるようになったという。

西洋剣術中心の「ドラコーネズ」、西洋剣術にボクシングやレスリングを加味した「サングリエ」、日本の古武術をベースにした「黒鋼(くろがね)衆」の3チームが参加。バトルは4.8×6メートルの鋼鉄製の金網の中で繰り広げられた。

まずはポイント制の個人戦を実施。より多く相手に武器をヒット(審判が判定)させた方が勝ちだ。鈍い金属音が鳴り響くたびにポイントが加算されていく。パンチ、キック、盾での攻撃もカウントされる。

片手剣&盾(黒鋼衆は盾の代わりに脇差しで二刀流スタイル)、両手剣、ポールアーム(長い棒状の武器)の3部門があり、相手を替えながら部門ごとに総当たりで戦う。1ターン30秒と短い分、目まぐるしく攻防が入れ替わる乱打戦も。

小兵ならではのスピードを生かして両手剣部門の王者となった佐藤尚紀さん(29)は「30秒でもバテバテになる」。甲冑の総重量は全身で20~30キロ。1~3キロある武器を持って動き回れば体力は消耗する。戦闘を重ねるごとに肩で息をする選手が増えていった。

阿見靖士さん(34)は本業はお笑い芸人ながら、201センチ、125キロの体格を買われてスカウトされた。突進力で相手を寄せ付けず、ポールアーム部門の王者に。「格闘技のテレビゲームはたくさんあるが、実際に戦えるのはここだけ。何倍も面白い」と魅力を語る。

選手は20代から50代まで年齢も様々。多田敬一さん(53)は「中世の騎士がどういうことをやっていたのか、知りたくて」と歴史好きが高じて競技を始めた。相模川伴五郎さん(31)は「普段習っている古武道を実戦で使いたい」と参加した。

メーンイベントは3人同時出場形式の団体戦。相手チームを全員倒した時点で勝ちが決まる。ドラコーネズの一人がサングリエの阿見さんに捨て身の体当たりを仕掛け、ダウンを奪って逆転優勝。阿見さんの巨体が崩れ落ちた瞬間、この日一番の大歓声が起こった。

ティンタジェルのジェイ・ノイズ社長も約20年前から西洋剣術の愛好家。「世界大会に日本代表チームで参戦したい」と、選手強化のためにリーグを立ち上げた。今後、年内は国内で2回の大会を計画している。

120人の観客は「生で見るのは迫力が全然違う」(25歳男性)、「ぶつかり合いが激しくて圧倒された」(25歳女性)と興奮気味だった。

課題は選手の確保だ。ハードな競技内容に加えて、防具も20万~40万円かかるため、国内の競技人口は数十人程度。格闘技や剣道など異業種からの参入がまたれるところだ。(中川淳一)

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