リンパはまず弁のない毛細リンパ管に入り太いリンパ管へと合流

リンパ管に入った老廃物や水分はどうなるのか。

皮膚の表皮の下にある真皮には、毛細血管などとともに毛細リンパ管がある。この管は、老廃物や余分な水分を回収するとゆっくりと流れていき、太い集合リンパ管へと徐々に合流する。

図3 リンパ管は、弁のない「毛細リンパ管」から始まる。そして、毛細リンパ管は内部に弁がある「集合リンパ管」へと合流する。イラストにはないが、毛細リンパ管のそばには毛細血管が存在し、図のような連携がなされている

毛細リンパ管は、弁がないため、その流れは一定しない。そのため、「リンパマッサージなどで皮膚をマッサージすると、この流れを促せます」と大橋教授。リンパ浮腫療法士の佐藤佳代子さんは「リンパマッサージをすると、リンパや組織液の流れを同時に高めることができます」という。リンパマッサージにはリンパの末端に流れを作る効果があるのだ。

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リンパも静脈も筋肉の力によって流れる