MONO TRENDY

ブームの予感(日経MJ)

きゃりーぱみゅぱみゅも夢中 サメって案外カワイイ 「怖い」イメージ薄れ、雑貨も続々

2013/11/24

 「人食い」など怖いイメージが強いサメの人気が、じわりと上がってきている。サメ好きが集まるイベントの開催が増えているほか、サメをイメージした雑貨でも人気商品が登場。「よく見るとかわいい」「全身の形がかっこいい」という意見が目立つ。従来の印象との「ギャップ」にきゅんと来る人が多いようだ。
ジンベエザメが優雅に泳ぐ姿を見つめながら食事とサメ談議を楽しむ「忘年会」の参加者ら(大阪市港区の海遊館)

 11月10日、大阪市の水族館「海遊館」のジンベエザメがいる水槽横のVIPルームでちょっと早めの「忘年会」が開かれた。参加者33人の共通点は「サメ好き」であること。ジンベエザメが優雅に泳ぐ姿を見つめながら食事を楽しんだ。「ホホジロザメはかっこいいけど、ヨシキリザメはかわいいよね」などサメ談議に花が咲いた。

 「もともと動物が好き」という福岡市から訪れた女性(38)は、約1年前からサメに興味を持った。「昔は映画『ジョーズ』の影響で悪役のイメージが強かった。実物を見るとシャープでかっこいい」。兵庫県伊丹市の会社員の男性(28)は「プランクトンしか食べないサメもいると知って驚いた。大きな口で食べる姿がかわいい」と話す。

イヌザメなどが泳ぐタッチプールでサメに触れる親子連れ(大阪市港区の海遊館)

 忘年会を主催したのは、サメ専門家の沼口麻子さん。「シャークジャーナリスト」の肩書で講演会を開いているほか、昨年8月から全国各地でサメファンを集めたイベントを毎月開催しているという。

 忘年会の参加費は1人1万2500円と高額だが、参加人数は定員20人を超えた。今年8月末から1泊2日で開いた「サメ合宿」(参加費3万円)にも満員の20人が参加。サメのあごの標本作りやサメの歯を使ったペンダント作りなどを楽しんだ。沼口さんは「今年になってファンが増えた」と話す。

 渋谷区から忘年会に参加した会社員の女性(36)は、イベント後に11歳の息子と7歳の娘を連れて海遊館内にある「イヌザメ」や「ホシエイ」などが泳ぐタッチプールを訪れた。もともとダイビングが趣味という彼女の影響で、子供たちもサメ好きになったという。「表面がざらざらしてる!」。子供たちははしゃぎながら「サメ肌」の感触を楽しんでいた。

 京急油壺マリンパーク(神奈川県三浦市)では4月から「SHARK博覧会」を開催。サメの解剖やサメ皮を使ったブレスレット作りなどのイベントは毎回満員で、4~10月末までの施設の入場者数は前年同期比で1割増えた。

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