五輪に負けない熱気 フジロック、写真で追体験

ひときわ暑い今年の夏。夏の風物詩となったロックフェスティバルも続々と開幕し、熱気が高まっている。例年雨にたたられることが多い新潟県湯沢町のフジロックフェスティバルも、今年は珍しく連日晴天に恵まれた。入場者は7月27~29日の3日間で過去最高となる11万9000人。五輪にも負けない熱気に満ちていた夏の祭典を写真を中心に振り返る。(文化部 多田明、写真は中嶌英雄)

1日目 7月27日

トンチ

今年、最初に見たのは歌いながらスティールパンを演奏する女性ミュージシャン。シンガー・ソングライター、石橋英子のイベントに出演していたこともあり、興味を持って駆けつけた。1998年からスティールパンを始め、発祥国のトリニダード・トバゴに渡って活動していたという。コロコロとした美しいスティールパンの音色がジプシー・アバロンののんびりした雰囲気に良く似合っていた。歌もナチュラルな雰囲気だったが、決していやし系というわけではなく、動物の鳴き声のような声を出したり、スティールパンの音色を加工したりと音響派を思わせる演奏が新鮮だった。

ジャンゴ・ジャンゴ

デビューアルバムを出したばかりの英国ロンドンを拠点にする4人組。きれいなハーモニーのコーラスを中心にしながら、躍動的で民族音楽の影響を感じさせるビートが新世代を感じさせる。フランスのレーベルから作品を出しているからか、ポップでもどこかエスプリを感じさせるのが特徴だ。まだ早い時間で初来日だったにもかかわらず、観客がびっしりと会場を埋め尽くしていた。それにしても日差しが強い。

ザ・クークス

2005年にデビューし、英国で新世代のギターロックバンドの象徴的な存在となった。ボーカルのルーク・プリチャードはハスキーな歌声だが、真っすぐなサウンドはどこか折り目の正しさを感じさせる。何度も来日していてファンが多いので会場は満杯の大盛況。大歓声が上がっていた。

注目記事
今こそ始める学び特集