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職場の知恵

育休終えて職場に復帰 周囲の力、上手に借りよう

2012/4/2

新年度から子どもが保育園に入園するのに合わせ、4月に育児休業から復帰する女性も多い。育児をしながら仕事を続けられるのか、復帰する人は不安でいっぱいだろう。育児と仕事の両立を実現するには、不安や悩みを一人で抱え込まず、家族や保育園、職場の同僚と上手に付き合うことが大切だ。

■家庭では、夫婦で予定を共有

最初は「慣らし保育」も必要だ(東京都港区のポピンズナーサリースクール広尾)

「こんなに大変だとは思わなかった」。昨年春に育児休業から復帰したAさん(33)はこの1年を振り返る。1歳直前で保育園に入園した息子は5月の連休明けから2週間に1度の頻度で様々な病気にかかって熱を出し、そのたびにAさん一人が仕事を調整して休みをとった。

「なぜ自分ばかりに負担がかかるの?」。夏場に息子が入院したとき、精神的にも体力的にも限界だと感じた。夫婦で話し合った結果、普段から妻は午前中、夫は午後に重要な仕事を入れ、子どもが病気になったときは半日ずつ休める体制にした。さらに、病児保育に対応するベビーシッターと契約し、祖父母にも助けてもらえるように頼んだ。

子どもが保育園に入園する1年目は何かと不安定で、働く母親の仕事に影響するケースも少なくない。保育サービス大手のポピンズ(東京都渋谷区)の吉田敬子取締役は「最初の1年目は1カ月に1度くらいの頻度で様々な病気に繰り返しかかるのが普通」と話す。

子どもが保育園に慣れるのにも時間がかかる。最初から長時間、預けられるわけではなく、「2週間程度かけて保育園に慣らしていく」(吉田さん)。保護者会や季節の行事など、平日に出席する必要があるイベントも年に数回ある。

こうした病気や行事への対応は、母親に片寄りがちだ。ベネッセ次世代育成研究所が2008年、09年に行った調査によると、1歳時期の子どもの親で共働きの場合、妻が子どもの病気などが原因で会社を休んだり、遅刻・早退したりすることが「毎週ある」は2%、「月1、2回ある」が28.6%。一方、夫は「毎週ある」はゼロ、「月1、2回ある」は8.2%だった。

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