2013年、インフレに強い保険はあるか保険コンサルタント 後田亨

「今後、インフレが起こるかもしれないと考えた時、保険選びは変わってきますか?」

先日、ある媒体の取材で尋ねられました。昨年の衆議院選挙前後の安倍総裁の発言を受けての質問だと思われます。

私は、「原則的に保険はインフレには弱いです。だからと言って一般の方が保険との関わり方を大きく変える必要はないと思います」と回答しました。

保険がインフレに弱いことは、わかりやすいと思います。基本的に万が一の場合・入院時・満期が来た時などに、支払われる保険金や給付金の額は「定額」だからです。

しかも、契約期間は10年単位の長期に及ぶことが多いので、環境の変化などによる影響にも弱くなります。

そもそも契約時に、将来、所定の条件に該当した場合に支払われる金額が決まっていることが、保険の長所ですから、メリットとデメリットは表裏一体ということでしょう。

とはいえ、「インフレに強い」「インフレ対策も可能」と断言する向きがある保険もあります。「変額保険」です。

保険料の運用を株式などに資金を投じる投資信託などで行い、運用成績によって保険金額や解約時に払い戻しされる解約返戻金の額が変動する保険です(保険金の最低保証額は決まっています)。

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