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相続トラブル百科

話し合いで済まない「争続」、裁判所の強制力で解決 相続トラブル百科 実践編第81回

2013/12/27

遺産を巡るいざこざが起こり、当事者だけの話し合いが難しい場合、最終的には「出るところに出る」事態が想定されます。なかなか普段は利用することが少ない裁判所に行くなら行くで、実際の手続きを事前に確認しておくに越したことはありません。

トラブルの解決にあたり、まず手始めに利用できるものとして「遺産分割調停」があります。この調停手続きについては、前回20日付『もめたらどうなる? 相続「裁判沙汰」はこう進む』で簡単に紹介しました。

今回は、裁判所での第三者を交えた話し合いで決着がつかなかったときに進む「遺産分割審判」の手続きについて取り上げ、その概要をみていきたいと思います。

■審判手続き、「共同作業」の側面弱まる

審判手続きでは、調停時のように「当事者の納得できる着地点を裁判所と一緒に探る」といった一種の共同作業の側面はかなり弱まります。これまでの話し合いでは解決できないことから、裁判所が強制力をもって遺産をどうわけるかを決めてしまいます。裁判所の強い関与の下、解決する局面となるわけです。

家庭裁判所の調査官が進める調査については、脚色されて2時間ドラマなどの題材になっているので、なんとなくイメージが湧きやすいかもしれません。もちろん、創作された内容が「必ずしも現実の審判手続きを反映してるわけではない」のは言うまでもないことですが……。

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