受け身ではやってこない 20代のバラ色老後ファイナンシャルプランナー 山崎俊輔

20代と老後をすぐに結びつけて考えにくいが、定年後に余裕のある老後生活を送りたいのならば、20代以降の生き方が重要なカギを握る。将来不透明な時代を乗り切るために20代からできるマネープランの数々を紹介する。

若い人に将来の見通しをたずねると、現在に対する満足度は7割近いものの、将来に対しては「同じくらい?」と考える人が65.4%、「悪くなりそう!」と考える人が11.5%いるそうです。明るい未来というのがなかなか想像しにくい時代になっているからでしょう(内閣府「 国民生活に関する世論調査」)。

別の調査(日経産業地域研究所)で20~40歳代の男女にたずねたところ、長生きしたいとは思わない人が40%にもなるそうです。年金不安、病気や介護の不安もあってか、長生きすることの不安が大きいことが伝わってきます。

これは大きな時代の変化です。親の世代や祖父母の世代では「今日より明日がいい日になる」というのが基本的な考え方でした。「今日がんばれば明日はもっと豊かになれる」と思っていたわけです。そしてそれはおおむね実現してきました。しかし、これからはとにかくがんばればどんどん給料が上がるような単純な時代ではありません。そもそも明日の雇用が守られるのかさえ危うい世の中になっています。

だとすれば、私たちは現代に合った、生き方、お金の使い方、お金の貯め方・増やし方、老後へ向けた準備を考えていく必要があります。私はよく「親のお金の常識は、子どものお金の非常識」と言うことがありますが、そのくらい世の中の変化は著しく、それに対応していくことが求められています。

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ビジネスパーソンの住まいと暮らし