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マネー研究所
不動産リポート

人口減少、高齢化…未知の世界に突入する住宅市場不動産コンサルタント・長嶋修

2014/3/5

不動産リポート

日本の不動産市場はこれまで何度かの上昇と下降のサイクルを経験している。1960年代からの工業不動産バブル、70年代からの住宅バブル、80年代からの商業不動産バブル、2005年からはファンドバブル、そしていまアベノミクスで不動産価格の部分的な上昇サイクルが始まった。

空き家数は800万戸超か

一方、すでに述べた通り、空き家は確実に増加しているし、そのことによる社会的課題の解決は待ったなしだ。今年は5年に1回の「住宅・土地統計調査」が発表されるが、前回(08年)の調査では756万戸だった空き家は、現在は800万戸を超えている可能性が高い。

3月には1月1日時点の地価を表す地価公示が公表される。リーマン・ショック以降は全国的には依然として下落しながらも、下落率は縮小、上昇・横ばいの地点が増加といった傾向が続いている。今回も、上昇地点増加は確実も、全体としての下落には歯止めはかからず、地点によって格差が鮮明なコントラストになっていることだろう。

ではこの後、不動産、とりわけ住宅市場はどのように推移するだろうか。

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影響の大きさは米国の1.5倍
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