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マネー研究所
もうかる家計のつくり方

2013/3/25

もうかる家計のつくり方

Bさんは、いわば「クレジットカードでやりくりするのは当たり前」症候群にかかっているような状態で、金利の高いリボルビング払いも抵抗なく使っています。だからこそ私は一種のショック療法として、クレジットカードの使用を禁じて現金でやりくりするようお願いしました。幸いBさんは携帯電話や電気、ガス、水道といった日々の生活に欠かせない料金をクレジットカード決済にしていなかったため、すぐに使用をやめても支障はありませんでした。現金決済にすることで家計の出入りがすっきりしていくのは明らかです。

ところが、Bさんは不安なようでした。これまで何とか家計をやりくりできたのは、最終手段としてクレジットカードがあったことが大きかったからです。インターネット通信販売で買い物する際に現金決済だと不便になるのではないかという懸念もありました。このため、私はBさんに「Visaデビットカード」の利用を提案しました。

昨年9月24日付の「お得なつもりが浪費 『クレジット貧乏』の家計にメス」でも取り上げましたが、VisaデビットとはJ-デビットにクレジット会社のVisaが付いたもので、Visa加盟店でJ-デビットのように自分の口座から即時決済で買い物ができるシステムです。通常のクレジットカードに比べるとポイントなどのお得感は薄れますが、口座に入っているお金の範囲内で利用できるため使いすぎが防げるメリットがあります。立て替え払いが基本的に存在しないカードのため日々の支出の流れが分かりやすくなり、お金のやりくりがしやすくなるのです。

お金をためられる人は日々のお金の流れ、つまりフローを意識します。収入よりも自分が生活するための支出(生活費)を優先し、フローに重きを置くことで貯蓄がいくらなのかというストックも自然にできてくるのです。これに対してお金をためられない人はフローを軽視し、ストックを気にする傾向があります。結局、給料はいくらなのかという収入ばかりに目がいきがちなのです。

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ビジネスパーソンの住まいと暮らし
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