バラ色老後を目指せば明日から人生バラ色に受け身ではムリ 20代のバラ色老後(4)

皆さんの親の世代、あるいは祖父母の世代では、なかなか老後はバラ色とはなっていません。多くの場合、「今ある範囲でやりくりしていくしかないね」という感じで老後を迎えています(よく、今の年金生活者は「逃げ切り世代」といいますが、実はそれほど豊かな人ばかりではないのです)。

団塊世代の老後がバラ色とならないのは「受け身」だったから

ここでいう「今ある範囲」というのは、国からもらえる年金、会社からもらえた退職金や企業年金、自分で備えていた貯金等のある範囲でやりくりを考える、という意味です。

「今ある範囲」でとりあえず老後のやりくりをしてみたら、それが自分の考える生活水準に見合う程度であって、なんとか暮らしていけるのならいいのですが、これは「たまたま結果オーライ」の世界です。

老後の生活をスタートした後で、「思ったより足りないな」となってしまったら、これはかなり苦しい話です。取り戻す方法がほとんどないわけですから、20年の長きにわたって苦しい生活を送ることになります。

前回お話ししたとおり格差は老後になって完全に固定化し、しかもその期間は20年以上に及びます。自分の老後のことを受け身で考え、後回しにしていると大きなツケを将来支払うことになるわけです。

もちろん、受け身でやりくりして老後に得られた財産も生活に困らないくらいたくさんあって、幸せな老後を過ごす人もいます。しかし、この場合も「結果オーライ」ですし、受け身のままで過ごす50代というのは実は楽しくありません。

こういう受け身の人は、実は準備は万全であっても、定年退職直前まで「自分の老後はどうなるのだろうか」と不安にかられながら仕事をしています。60歳になって初めて、十分なお金がある(十分な年金が国からもらえる)ことがわかりほっとしています。

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